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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:マスコミ試写
「マーキュリーマン」@TCC試写室
【最大半額決算セール!】 マーキュリーマン(DVD) ◆25%OFF! 映画の話 ある日とつぜん、古代から伝わる秘宝“太陽の護符”のパワーを操れるようになった消防士のチャーン。平和を守るマーキュリーマンに変身した彼は、テロリストのウサマの陰謀を阻止しようとする。 映画の感想 「マッハ!」のスタッフが贈るニュー・ヒーローと言えば聞こえはいいが、手短に言うと「スパイダーマン」のバッタ物、それもメイド・イン・タイだ!コスチューム・デザインを見てもらえば判ると思いますが、「スパイダーマン3」に登場したブラック・スパイターマンのデザイン違いみたいな感じだ。 ヒーローの出生は「スパイダーマン」と違い、消防士の主人公がテロリストに襲われ命を落とすが“太陽の護符”と呼ばれる秘宝が体内に注入してスーパーヒーローになる設定である。この設定は多分、タイで大人気の日本の特撮ヒーロー「ウルトラマン」の設定を継承したのだろう。 “太陽の護符”のパワーで超人化した主人公は金属を自由に操る能力と、重力に反発する力と、身体から高熱を生み出す力を与えられる。そして、タイのオカマボクサーとして日本でも有名なパリンヤー・ジャルーンポン演じる主人公の妹がデザイン&製作した耐火製のスーツで悪に立ち向かうと言う話だ。 ヒーローの初登場シーンは「スーパーマン」や「スパイダーマン」で見るような町の悪人を蹴散らすパターンで、酔っ払い運転の車をふっ飛ばし、銀行強盗を捕まえて、タイ映画ならではの町に逃げ出した2頭の象を捕まえると言うものだが、マーキュリーマンのCGの出来が非常にチープなのが悲しい。 そして本題のテロリスト集団と戦うクライマックスとなる。アメリカを敵対するテロリストのリーダー、ウサマは停泊中のアメリカ船を“月の護符”と呼ばれるスーパーパワーを持つもう一つの秘宝を積んだミサイルで爆破しようとする。それを阻止するのがマーキュリーマンだ。敵との肉弾戦ではムエタイとワイヤーワークを駆使したアクションを魅せ、マーキュリーマンと“月の護符”を体内に注入した女戦士との超人対決など見せ場が満載なのだが何か物足らない・・・・。やっぱりヒーローの良い所取りをしただけのヒーローでは新鮮味が無い。今まで見た事が無いタイならではのスーパーヒーローを生み出して欲しかったのが本音である。 映画「マーキュリーマン」の関連商品はこちら マッハ! プレミアム・エディション / トニー・ジャー DVD 七人のマッハ!!!!!!!プレミアム・エディション ロケットマン! / ダン・チューポン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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