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「告白」
うわぁ…みんな勝手だなぁ… 予想どおり非常に後味は悪いけれど 1人称ではなく、事件に関わる者たち、それぞれの告白により、 人間の思い込みや身勝手さ、や責任転換 (特に、閉鎖された社会での) この犯罪の全貌が明らかになる… これがこの物語の面白さであり、多面的に見る事の重要さを教えてくれる。 一番問題なのが少年犯罪なのだけど、大人もやはり病んでいる。 理由があっても無かろうと、越えてはならない一線がある。 この物語の登場人物は、それを越えてしまう視野の狭い、上から目線の者の多い事… 親の・子の愛が欲しい (と思っている) 幸せな家庭ではない (以前は幸せだったのに) こんなふうになったのはアイツのせいだ (だから傷めつけてやる→殺してやる) 人が社会で生きてゆく中で、幸せな経験と共に、不幸な経験もあって当然。 重要なのは、どれほど自分が幸福なのかを知る事。 失ってはじめて知る、ありふれた日常の大切さ。 そして、意外と世間は狭いが、世界は広い… 実際我が身に起きると難しいのだが、追い詰められても、一度冷静になり、なるべく視野を広げて状況を見つめ直し、解決策や逃げ道を検討してみると…道は開けるかもしれないのだ。 娘を殺された教師は、未成年の彼らに復讐を成し遂げたのかもしれない。 が、後味の良くない結末だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/08/19 10:43:11 PM
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