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暇っちょの資産形成ブログ

暇っちょの資産形成ブログ

1.介護職員基礎研修について





目次
1.介護職員基礎研修科とは?
2.クラスの雰囲気
3.授業の内容
4.私の感想





1.介護職員基礎研修科とは?

○介護職員基礎研修科について

この職業訓練も公共職業訓練でした。受講したのは4,5年前であり、実施場所はポリテクではなく、ニチイが主催されてました。私のクラスは20名で期間は半年(そのうち1ヶ月程度実習)でした。男女比率は、男性が6名、女性が14名だったと思います。年齢層としては、20代後半が3名くらい、30代が多かったように思います。40代も結構いました。上は50代の方もおられました。

給付延長目的の方も数名いましたが、かなりの人が介護職できるなら就きたいという方でした。特に多くの方が、仕事に就きたいという事に加え、自分の家庭で介護が必要になった場合のために、事前に知識、技術を得たいという方も多かったです。

現在、この資格は存在しておらず、資格の名称が変更されています。
介護業界の資格をステップ形式で、1つのルートから介護福祉士を目指すように、変更されてきてます。また介護福祉士をゴールとせず、さらに上級資格等も検討されてきてます。ここ数年の動きの為、落ち着くまで時間がかかるかもしれません。


介護福祉士の受験資格を得る為には、現在は実務者研修の修了+3年間の実務経験が必要となります。H28年度以前は、実務者研修の修了が無くても、実務経験のみで受験ができました。
近年では、質の向上を目的として、きちんと学習もした方が対象となりました。

専門学校等の教育機関で学ぶ方は、また各自で調べてください。これは、転職などで0から介護に携わろうとする場合の話になります。



介護へ初めて足を踏み入れようとする方には、私は職業訓練をお勧めします。理由は、職業訓練ではテキスト料金はかかりますが、受講料は無料です。

介護の資格ニチイで受講するとしたら、無資格で実務者研修するなら約20万円かかります。職業訓練ではテキスト代が2万程度だったと思います。
そして、職業訓練を選ぶなら、初任者研修(3カ月)、実務者研修(6ヶ月)の2種類がありますが、介護福祉士までを視野に入れるなら、最初から実務者研修を受講する方がいいかと思います。


暇っちょは、職業訓練で介護職員基礎研修を当時受講して、その後3年間同じ施設(特養)で働いて、介護福祉士を1発合格しました。

介護についてまったく知らない自分に、職業訓練では知識を付けてくれました。実習は正直、びびってました。頭で理解してても、実際の認知症の方とやりとりする事は大変難しく、また排泄交換をすることも、今までは生徒同士で訓練してただけですので、実践でやる事とは全く異なりました。それでも何も知らないまま飛び込んでたら、余計辛かったと思います。

学ぶ事と、現実の業務のギャップも施設によっては感じる事もあるかもしれませんが、介護業界もどんどん変わってます。少しずつでも良い方向へ変わってる所だと私は思ってます。





2.クラスの雰囲気

クラスの雰囲気として、授業中は私語する人も少々いました。大きな声で私語する人もいました。大体の場合は、特に人に迷惑かけず過ごしたり、熱心にノート取ってる人が多かったように思います。
いじめとか、喧嘩っていうのは私が知る限り、ほとんどなかったと思います。私自身が、他の生徒との関わりが少なかった事もある為、あまり知らないです。特に女性の派閥があったので、どちらかに付くみたいな面倒なこともしたくなかったので、マイペースで一人のんびりやってました。個人的には、いろいろと話しかけるので、一人でやってても誰とも会話しないっていうのではありません。
話しかければ答えるし、聞きたいことがあれば自分から話しかけるし、人畜無害です。クラス全体として明るく、ふざける面もありましたが、真面目で熱心な方だったと思います。


昼休みは、女性が多い為か、グループで食事する光景が多かったです。私は机移動させて、グループで食べるみたいなのは好きじゃないので、毎日のように外食に出てました。訓練で気が合う人とは、個人的には食べに行くことも何度かありました。
お弁当持ってくる人の方が多かったです。家庭が合った事、女性が多かった事がお弁当率を上げたのかもしれません。週に1回くらいは弁当じゃなくて、外食の日みたいなのを設けて、みんなで食べに行ってるようでした。


訓練終わった後の時間ですが、人によっては、飲み会、カラオケ、遊びに行くっていう光景も普通にありました。私も全体の飲み会は参加してましたが、月1くらいの飲み会はさすがにお金もないので控えてました。ただ、同じ訓練を受けてて、志望先が同じだったり、気が合う人とはいろいろと話合ったり、ご飯食べに行ったり、一緒に資格試験受けたり、テスト勉強したり、情報交換等もしてたり、遊びにも行ったりしました。

職業訓練を卒業してからは、連絡とる人も仲が良かった人たちのみになり、今はたまにLINEしてます。同じ職場の方も2名いて、ついこの前退職するまでは、職場でも会話もするし、適度な距離を互いに保って仲良くやってました。

クラスの雰囲気とは少し話が変わりますが、訓練期間中に全員とゆっくり話したいっていうのが私の目標でした。個人で会話すると、やっぱりみんないろんな人生を歩んでいて、知らない世界を生きてるんで、勉強になるし、いろいろと面白いです。グループだとしない会話も個人間では聞けたりしますので、一つの楽しみでした。とはいっても、みんな触れてほしくない事も持ってるんで、そういう雰囲気を察したら、無理に聞かないようにはしました。




3.授業の内容

授業は、教科書が10冊くらいあって、問題集の分厚いのが1冊、介護事務に関する問題集が1冊ありました。介護の資格取得+介護事務(介護報酬等の手続きを行う)の勉強がありました。
ケアクラークという名の資格でしたが、実務をしていてもそこは使った事がありません。事務の業務をする方は使うのかな?介護報酬の請求をするために、どれが何点になり、この方は毎月このくらいです。といった金額を算出するような資格です。


介護も教科書が多数あり、科目によって先生が変わりました。医療に関する事、介護のモラルに関する事、介護の実務に関する事。そして、実際に実習も私の訓練ではありました。仕事も視野に入れてる人は、訓練の段階で現場実習が詰め込まれてるものを選ぶと良いと思います。
なぜなら、介護は施設によってまったくケアも異なりますし、職場の雰囲気も変わります。職場によっては、先輩職員が後輩に威圧的に接する人もいたり、根拠なく経験のみでやってたり、ひどいところでは、家族が面会に来てる最中でも大声で利用者を怒鳴る場所もあると聞きます。

全てがそのような人ではありませんが、利用者に気を遣い、同僚にも気を遣うような仕事なので、雰囲気を観察するには訓練時からの方がいいと思います。
また私の施設の特養では夜勤はユニットに一人です。見習い時期はリーダーと一緒ですが、見習いも2回のみです。一人で仕事したくない方は、二人対応の夜勤の施設もあったりします。
二人が楽かと思えば、人によっては自分のペースでできる一人夜勤が気が楽です。って人もいたりしますので、気持ちの持ち方次第だと思います。慣れるまでは二人でいてほしいってのは私もよくわかります。


介護以外だと、就職に関する授業がありました。例えばJOBカードを作成したり、今までの職歴をみんなの前で話たり、グループで話し合ったり。あとは、職安から偉い人が来て面接を一人ずつしたりなどがありました。そういうのが週に1時間くらいあったように思います。

介護の勉強は座学5割、実技3割、実習2割くらいでした。大雑把ですみません。実習は特養、デイサービス、訪問介護へ行きました。人によって行き先が老健だったり、グループホームだったり、異なる部分がありました。行った場所によって実習内容もまったく異なります。私が行ったところは実習生は身体介護NGで生活援助の部分がメインでした。友達に聞くと入浴介助いっぱいしたとかいってる人もいました。

テストも科目毎にありましたが、私語する人も含めて基本真面目な人が多く、落としたりする人もなく、順調に授業は進んでました。訓練中に一人仕事を決めて退校しましたが、それ以外は卒業まで一緒でした。

卒業時に仕事が決まってた人もかなりたくさんいました。実習中に声がかかる人も多かったようですし、また訓練がニチイだったから、ニチイから誘われる人もいたようです。

あとは介護フェアとかあったりして、一度に多くの介護施設がブース構えて、体育館みたいなところで、就職希望の人にアピールするようなイベントがありました。職業訓練の生徒だけじゃなく、一般の方もきます。

介護に関して言えば、行きたい場所を事前に探しておいて、その施設のイベントに参加させてもらったりすると、採用確率がぐっと上がります。私は夏祭り(手伝い)に参加したり、職場見学・体験もいきました。






4.私の感想

介護の訓練を受けた感想としては、楽しかったです。もともといろんな仕事をしてみたいと思うタイプだったので、知らない事を始めるにはいい場所でした。いろんな仕事したくてもいきなり就職は難しいです。こういった職業訓練があるからこそ、ステップを踏んで進む事が出来ました。

あとは、訓練生はたくさんの人がいます。年齢も幅広く、今までのバックボーンも異なります。そういう意味でも、いろんな人と付き合ってく事は、就職してからも大切な事なので、事前のリハビリというか、対策にもなった部分があります。また一人で活動する方が効率いいという意見もありますが、情報があってこそ選ぶことができます。一人で活動してたらたどり着けない情報もたくさんありました。出会えない人もいました。

私は介護に就職して、自分が思う目標まで仕事できました。介護福祉士も実務経験3年を経て取得しました。職業訓練がなくても仕事に就けたかもしれませんが、職業訓練に出会えたからこそ、未開の分野が開けました。そこには本当に感謝しています。


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