最近の株式市場動向と投資方法
日経平均やTOPIXは、終値ベースで連日バブル後最安値を更新中。今日の日経平均は7,000円死守できるかの攻防が続いたが、7,000円近辺では公的年金と思われる買いが入って急激に押し戻され、プラスになった瞬間もあった。しかし最後は力尽きて続落。今晩の欧州・米国は大幅反発で推移中。しかし油断は禁物だ。下げ相場では、長く下げた際にショートカバーが入って反発する。まだまだ先行き不透明感が強い。今後の経済指標や企業の決算発表を注視して頂きたい。下げ相場といっても上げている銘柄もある。しかし地合が悪いと好業績銘柄でも他の銘柄に押されることがある。明日はおそらく日本は反発するだろうが、こういう時はすぐ下落し易い。投資家の皆様は、一瞬の反発で油断することなく、引き続き慎重に売買して頂きたい。以前もこの場で述べたが、長期投資やドルコスト平均法といった神話は崩壊した。今は短期で、上値を追わずに小まめに利益確定しつつ、収益を積み上げる方法をお勧めしたい。また、自分なりの指標をもって(例えば買値から10%下落したら売るなど)、勇気ある損切りも必要だ。上値も下値も追わず、相場の格言どおり「頭と尻尾はくれてやれ」というスタンスが、今ほど求められている時は無い。私は、日経平均が再度6000円台に突入すると見ているが、6000円台に入ったら5000円台突入も早いと見る。まだまだ下があると思いながら投資を行うのが、丁度いいと思う。一時の上げ下げで一喜一憂することなく、冷静な判断の下で投資を行って頂きたい。