MASUMIの科学的とんぼ玉講座・12。空気の入った玉は、何故もろいのか?(?_?)
とんぼ玉をいろいろなところで拝見していると、特にこの夏の季節、よく目にする玉があります。それは、空気の入った玉です。実はわたしは、空気の入った玉といいますと、サイダー玉ぐらいしか創ったことがありません。(^_^;)とってもきれいな、空気の入った玉は涼しげで、立体感も高級感もあるためか、やはり人気のようです。空気(気泡)というのは、つまりそこだけガラスが存在しないわけです。立体的に考えると、そこは当然ながら、空洞なのです。ガラスという物体が存在していません。ガラスの空気によって、ガラスの厚みがある部分と、厚みが薄い部分があります。当たり前のことなのですが、これを踏まえると、空気の穴だらけのガラス玉は、そこだけガラスが存在しないわけですから、その部分は支えがないわけです。このような玉に衝撃を加えた際、空気が入っていない玉よりもろいのは、当然のことなのです。特に厚みが薄い部分は、図のように欠けてしまう恐れが高いといえます。※図のように欠けるかどうか、定かではありませんが。(^_^;)とんぼ玉の技法の中には、意図的に、空気を入れる場合があります。重曹パウダーなどで、空気を入れて、泡の表現を楽しんだりしますね。ただ、空気が入るということは!それだけガラスの中に空洞(何もない空間)が出来るということなので、それだけ玉がもろくなり、落としたり衝撃を加えた際、破損しやすいということでもあります。それを知っていると、何かと良いと思います。m(__)mあと、ガラス棒の中には、空気が入りやすい色があります。空気が入っていると、ガラス棒を熔かす際にも、非常に割れやすいです。わたしの経験では、これはピンク系が最も起こりやすく、その次が不透明の黄色などです。この場合は、特に注意深く余熱をかけましょう。 もし宜しければ、応援宜しくお願い致します。m(__)mにほんブログ村にほんブログ村