テーマ:フライタイイング(1089)
カテゴリ:フライのお話
どうやら全国的に寒いお正月を迎えているようですが、良いお正月を過ごされていますか?
ボクは10年以上ぶりに、年賀状が配達される時間には未だ布団の中にいたという体たらく。 明日も一応お休みをいただいて、3日には出勤となります。 ところで今年は『未年』ですが、魚偏に未と書いて『鮇:イワナ』と読むなんて全く知りませんでした。 世界の七つの海、北大西洋・南大西洋・北太平洋・南太平洋・インド洋・北氷洋(北極海)・南氷洋(南極海)を制するヒツジ様にも、散々釣ってきたイワナ様にも、ココロよりお詫び申し上げます。(笑) *注:洋の字にも『羊』が潜んでいるでしょう。 さて年賀挨拶エントリーでアップした毛鉤・・・一見、なんの変哲もない、シンプルな作りのサーモンフライといった風貌ですが・・・ 01未鉤 posted by (C)matsukuni キャッツキルの名タイヤーハリー・ダービー氏考案のサーモンフライ『Darbee's Spate Fly』を参考にして、ウィングをラムズ・ウール(言うまでもなく、羊の毛)で代用してアレンジしてみました。 → オリジナルフライの参考ページ そして何よりボクがコダワッテ、試行錯誤しながら小一時間もブルーマコーのファイバーを曲げたり伸ばしたり、角度を調整しつつ作ったホーンが、この毛鉤一番のポイント。 こうして見たら、ほーら羊でしょ? 当然ながら、オリジナルレシピでは「こんなホーン」はありません、悪しからず。 02ほーら羊でしょ posted by (C)matsukuni 『Darbee's Spate Fly』のオリジナル・レシピではバックテールを指定しているウィングですが、これをラムズ・ウールにすることで難易度が・・・というかマテリアルの扱いが一気に面倒になります。 バックテールだと適度な張りがあるので、後々取り付けるマテリアルと干渉し合うことがないのですが、柔らかなラムズ・ウールはサイドの白黒斑模様のバードウッドダックや、ブルーマコーのクルクル・ホーンと絡んで大変。 「俺の後ろを付いて来な!」と語りかけるような1本ですが、まぁ気難しいヤツなのです。 03羊の背中 posted by (C)matsukuni ということで、新年のご挨拶用なので頑張って巻き上げましたが。 04未年 posted by (C)matsukuni 大量生産は、ご勘弁いただきたい・・・そんなサーモンフライでした。 試行錯誤しつつ、巻きつ戻りつのタイイング4時間1本勝負。 なにしてんねん、アホやろアンタ・・・みたいな毛鉤に座布団、何枚? 年賀状 posted by (C)matsukuni (kuni) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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