新海苔を焙る
新海苔を焙る posted by (C)matsukuni 日が高くなってきましたね。 春に向かう兆しとは裏腹に明石海峡の水温も一桁台になり、今後ひと月かけて最低水温になっていきます。 こんなとき最盛期をむかえるのが西神戸地崎で採れる「須磨のり」です。 おそらく日本一急流な海苔漁場でつくられる「須磨のり」はコシがあるのに歯切れが良く、上品な風味が特徴です。 左上:出荷前の「須磨のり」 なかなか良い照り具合。 上中:家庭で焼き加工しやすい様に半分に切ります。左下:熱したトースターに3〜5秒。 微妙な火加減ですが、焦がしては台無しになってしまいます。この作業を2〜3回くりかえします。下中:透かして見て、紫色が緑色になれば焼き海苔完成。 焼きたては風味、歯切れ、食感最高。右上:海苔の刈り取り風景。「潜り船」と呼ばれる特殊な漁船が海苔網の下に潜り込んで海苔を刈り取ります。 ↑JRの塩屋〜須磨間で車窓から見えますよ。右中:全自動海苔乾燥機、どんどん板海苔が生産されていきますが、製品完成は人の手による微妙な調整によるもの。漁家の皆さんの不眠不休の毎日が続きます。右下:(上記までの流れに関係ありませんが) 長田の魚市場前で出会ったオート三輪。 ちょっとユルい気分になった浜の午後でした。 (matsu)