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2017.11.09
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2017年11月3日(金)文化の日。

僕は久しぶりに生まれ故郷である、千葉県鴨川市にある安房小湊に帰省しました。

きっかけはFacebookをでつながった、1年下の後輩・秋山貢輔くんです。

色々と話したいことがあるので会ってみますか、という話になったのでした。

彼との約束は4日の土曜日に設定し、1日前倒しで改めて小湊を見てみようかと思い

この日、やってきたわけです。





先日、立て続けに日本列島を襲った台風の影響で週末はひどい天気が続きましたが

この週末はご覧のように素晴らしい天気。



小湊と言えば『ホテル三日月』です。

千葉県には、三日月が3つあります。

前・東京都知事の舛添さんですっかり有名になった木更津の三日月と

勝浦市にある三日月、そして小湊の三日月です。

小湊の三日月は黄金風呂が盗難にあったことでも話題になりました。



その三日月の目の前にあるのが、僕の実家『松本商店』です。

ここで両親は干物を作って売ったり、サザエやアワビ、伊勢海老なんかを

売っておりました。

すでに僕の両親は他界し、お店は閉まってます。



中はこんな感じです。

元々置いてあった冷蔵庫などは知り合いの同業者にあげてしまったので

お店部分はガランとしてます。

きちんと片付けてもいないので、こんなお見苦しい感じになっております。

ひとまず荷物を置いて、僕は日蓮上人が生まれた地である、誕生寺に向かいました。

小湊と言えば、ホテル三日月、鯛の浦、誕生寺、この3つが大きな観光の柱なのでは

ないかと思います。鯛の浦は、浅瀬で鯛が観られる珍しい場所として有名で、

時折、テレビの観光番組などで取り上げられる場所です。




ここで改めて今回の帰省の目的。

秋山くんと会うことはもちろんなのですが、2017年の安房小湊を見ておこうと

思ったのです。

近年、ガルパンを見て、茨城の大洗に行ったり、地域活性に関した本を色々読んだりして

地方がもう一度、活気づくにはどうすればいいのか、勝手につらつらと考えてました。

そうした時、いま安房小湊はどうなっているのだろう?と思ったのでした。

まず入ってみたのが、こちらお土産屋さん『ウオポート』

場所は鯛の浦の手前にあります。





三連休の初日。時間は午後3時頃。

お客は僕しかいませんでした。

右手に映っているのは従業員の方たちです。

僕がお店に入ると、「いらっしゃいませ」とは声をかけてくれましたが

あとはほったらかしです。

なにやらずっとお店の人同士で話をしてました。

これが大洗とかだったら、「どこから来たの?」ぐらいの会話は

必ず生まれるのですが、入店してから5分ほどの間、結局一言も声を

かけられませんでした。



これは伊勢海老です。

他にも色々商品は並んでいますが、どこか魅力がない、

手に取ろうという気が起こらない、お店の空気全体が湿気たせんべいのような…

なんとも居たたまれない気持ちになり、早々にお店を後にしました。

ちなみにここ16時で閉まります。正直営業時間からもやる気は感じられません。





続いて向かったのが誕生寺手前にあるお土産屋さん『松孝(まつこう)』さん。

こちらは、Facebookでつながったあるお方から

「元気なおばちゃんがいますよ!」と教えて頂いていたので、やってきました。

確かにいらっしゃいました!

お店に入るなり、がんがん声をかけてこられて、バイタリティに溢れておりました。

そうした生命力に溢れた人がいる空間の商品は、不思議と魅力的に映るものです。

ちょっと話をしたら、僕の実家のことも、僕の父のこともご存じで、

色々と話を聞かせてくれました。

まずは『小湊のホテル・旅館の景気について』

決して悪くはないそうです。…が、客層が二極化している、ということでした。

『一泊3万~5万かけて贅沢を楽しむ客』

『泊りすらせず、日帰りで帰ってしまう客』

本来、一番いて欲しい中間層のお客さんがあまり居らず、バランスが悪い…

金払いのいいお客さんは、有難いとは思いますが、この地に20年住んだ者の

感覚としては、小湊って決して高級リゾート地じゃないですよ。

町づくりや景観にはセンスは感じられませんが、元々は素朴な魅力に溢れた

そんな町だと思います。

だから、数万かけて泊りに来る客がいる、という事実にとても違和感を覚えました。



このバランスの悪さの原因は一体なんだろう?

そんなことを思いながら、話を聞いていくと、こんな言葉が出てきました。

「結局、小湊の人は、みんな、“おんが”、“おんが”、だからさ」

『おんが』とは、この辺りの漁師さんの言葉で『俺が』『自分が』という意味です。

つまり、自分のところ、だけを考えている。

まあ、当たり前といえば当たり前のことなんですが、結局それが観光にも現れて

しまっていると思いました。

観光地全体のバランスは度外視して、とりあえず自分のところが稼げればいい、

そんな空気が漂ってしまっている、と感じました。

そういえば、小湊駅で降りて自宅に寄り、誕生寺にたどり着くまで、

誰からも声はかけられませんでした。

町全体から「来てくれてありがとね」という思いは感じられませんでした。

『松孝(まつこう)』さんを後にすると、もう夕方。

家のお風呂は設備も古くて、お世辞にもきれいではないので、

1回ぐらい日帰り温泉に行くかと思い、あるホテルに電話をしました。

そのやり取りに、観光地として『一枚岩』になっていないことを感じました。


                                つづく。





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最終更新日  2017.11.11 11:36:50
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