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カテゴリ:漫画(感想
上巻 スパルタ学習で有名な「極問塾」で突然起きた怪死事件。それは最凶犯罪者「地獄の傀儡師」高遠からの挑戦だった!! さらなる企みを暴くため「合宿授業」に潜入することになった金田一少年と明智警視。しかし、高遠が操る「殺人自動人形(オートマタ)」の残忍な所業は止まらない! 深き樹海に囲まれた合宿所が惨劇の舞台と化す……! 下巻 文系は「太陽荘」、理系は「月光荘」に分かれての合宿中に、交互に起きる連続殺人。謎の殺人者「スパロウ」によって、死体はすべて「授業」の内容に見立てられていた!だが超過密スケジュールゆえ、殺人を行う機会(チャンス)は誰にもない……! 「地獄の傀儡師」が誇る完全殺人計画(パーフェクトマーダープラン)の核心を、金田一少年と明智警視は見破れるのか!? 上下巻ということで、いつも素晴らしいと思えるトリックにも更に壮大。 24時間の内に、離れた所での大量殺人。 初めの方で1人目が明かされ、残りが謎のまま。 犯人が先に分かってるお話は、トリックを解き明かす面白さがある今回はもう1人+トリック。 2人いるだろうとは思わされるけども、 どうして2人なのかという点がトリックの壮大さに繋がるのが素晴らしい。 「直しきれず、描き加えた」表紙折り返しの作者コメントがあるけども、残念ながら完全には描き加えられていない様に思う。 2人の犯人の接点は描写されていても、その2人が結びついた理由の様なものが、いつもの金田一にはあった。なのに、今回はちょっとそれが軽薄すぎる。 いつもならお涙頂戴な展開があったり、自殺しようとしたり、と、 犯人に同情が集まるような話に持っていかれるのに。 「1巻2巻という続き物にすれば、読者が集めにくい」 という作者泣かせの理由で、1・2冊完結という立場をとらないといけなくなった天樹先生とさとう先生に、ちょっと同情 空知先生も「1話完結の話はキツイ」とおっしゃってる。 漫画家さんはいつも必死で、私たち読者をワクワクさせてくれてるんだよなーと、 本編での感想から繋がった感想を持たせてくれました さとう先生の絵はあまり好きじゃないけど、お話が面白い! だから明智さんのジャージに萌えっとすることはなく...ヾ(@°▽°@)ノアヘアヘ。 ○○がさっきはあったのに、次のコマではないよ、 みたいなツッコミはいらない程丁寧に描かれてるのにも拍手 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月22日 14時50分33秒
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