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カテゴリ:小説感想
最愛の妹が偽装を施され殺害された。
愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。 殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。 ムキャー!!!! こんな終わり方だったなんてーー|||||/( ̄ロ ̄;)\||||||| !!!! いつも小説を1週間以上かけて読むのに、2日で読んでしまいました。 私の東野作品、3作目。 いやー、東野圭吾面白いよ面白いよ~~。メロメロだ~~ タイトルのまんま、容疑者が2人に絞られてお話が進んでいく。 問題はトリックと、どちらが殺したかということ。 容疑者2人ということで、2分の1の確率なのに、そこにたどり着くまでが難解。 読み終えても犯人がどちらかが私には分かりませんでした。 小説読みながら騙されやすいといつも感じ、洞察力の無さにどんよりです 容疑者2人の嘘と真実の証言を何回も繰り返すところには「うざっ!」と思いましたが、まぁ、ドキドキするのは変りませんでした。 講談社文庫P353の最後の行、「加賀が犯人の方を見た」。 次のページをめくりながら犯人キター!と興奮してたのに続けて名前は挙がらず仕舞い。 「あ、あれ?」と思いながら、さくっと完結。 最後数ページでは絶対に犯人と対峙するなんていうミステリーの常識を覆した作品でした。 マヂでびっりしましたもん 今回、古本で購入したのですが、解説袋とじは未開封でした。 ってことは前の持ち主の方は読んだだけで解決されたのでしょうか!?すげー! 犯人が分からないから教えてくれる為の袋とじかと思いきや、犯人に結びつくヒントを教えてくれる解説でした。 開けてびっくり。 お堅い解説がズラッと並んでるかと思ったら、教授と助手の軽いノリで読みやすかったです。 それを読んで犯人は...と、何回も解説と本編を繰り返し読んでやっとこさ、でした。 それでもやっぱり自信がなくって、今でも苦悩の日々です ただ、初読みの時、一般的に見て絶叫=男、悲鳴=女、という風にとってた単純な私もおりました(笑) 復讐ばかりが頭の中を旋回している和泉。 それを止めようとする加賀刑事。 ホテルのバー、焼き鳥屋さん、そしてラスト。 2人のどこのやりとりでも緊張感がたっぷりと伝わってきて鳥肌もんでした 和泉の職業が、わずかな証拠から結論を導き出すという交通課の刑事という点も、加賀を相手にする上で本作にふさわしい様に思えました。 仲良し兄妹2人の別れは、妹が脅迫をしようとしたとか、和泉にとってちょっと辛い結末になってしまいましたね。 復讐には至らなかったとはいえ、園子がちょっとかわいそうでした。 唯一の肉親を殺されたとあって、警察官という職業からも人間としても逸脱した復讐という行為は許される事ではない。 それは狂気であり、私にはある意味正気にもとれました。 誰だって大切な身内を殺されたら復讐をまず考えずにはいられないんじゃないかな...。 三人称語りなのに、和泉視点の様に感じられて、 剣道で名を残しているという記述位で身近な事なんて書かれてない。 刑事コロンボっぽくて、古畑任三郎チックに見えた加賀刑事のどこをどう気に入ったのか自分ですらも謎なのですが、彼のかっこ良さが目立って仕方なかったです(*/∇\*) キャッ。 加賀刑事シリーズがあるとのこと。読まなきゃ~~!! ~本日の脳内妄想~ 事件現場で、自殺だろうと先輩刑事が言う中で1人黙々と証拠を集めたり、和泉に的確に冷静な判断をさらりと物申すところなどが一瞬Lに見えてしまいました(笑)一瞬だけね。 ~TB先リスト~ 感想を拝読しました!!どうもありがとうございまっす(⌒▽⌒)ノ_彡☆ 単車と車と本の山 の記録 さま +MESSAGE さま OL映画でいやし生活 さま どんぐりコロコロ さま life is journey. さま ミステリー処【love knot】 さま itchy1976の日記さま お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月21日 22時19分20秒
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