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2010年05月17日
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カテゴリ:小説感想
ドラマ「新参者」が始まる前から読み始めてのらーりくらりと気の向くまま読んでいた作品。
『卒業-雪月花殺人ゲーム』に続く、加賀恭一郎シリーズの第2弾。



1989年5月単行本、1992年4月文庫本発行。

美貌のバレリーナが男を殺したのは、ほんとうに正当防衛だったのか?
完璧な踊りを求めて一途にけいこに励む高柳バレエ団のプリマたち。
美女たちの世界に迷い込んだ男は死体になっていた。
若き敏腕刑事加賀恭一郎は浅岡未緒に魅かれ事件真相に肉迫する。
華やかな舞台の裏の哀しいダンサーの悲恋物語。

amazonより引用させてもろてます。



『卒業』~『眠りの森』の間で教師になっているんですが、その話は語られないのか…。
うむむ、残念である。

決して容姿が男前だとかそんな描写はないんです。彫が深いとかがっちり体型だとかはあるんですけども、どうもエエ男というイメージが定着しています。

ドラマ、絶賛放映中ですけども、阿部ちゃんぴったりです。でもストーカーみたい(笑)
まだ『新参者』は読んでないからよくわかんないけども、ドラマの加賀さんは、私の知ってる加賀さんじゃないみたいです( ̄_ ̄|||)

だから、イマイチ阿部恭一郎を妄想できないwww



さて、本編。

ラストにつきました。
かっこつけすぎだよ、加賀さぁぁぁん!!えぇそりゃもうぅ!!! ←落ち着けww


ダンサーという、私から見て全くの別世界の住人の事件。
許されない恋愛、過酷なダイエット、師を尊ぶ気持ち。

基本、自分が知っている世界じゃないと完璧に理解できない貧困脳みそな私なので、
そんなことで?と思ってしまう動機や事件を読むと共感しにくいということがあります。
『のだめカンタービレ』も、音楽を愛して、日常の会話すらも音楽のことしか考えられないとかいう物語に面白く読むことはあっても共感ができないというつまんないヤツなんだよなー。
いつも勿体無いと思うょ、全く。    

草刈民代さんがヌードにならはりましたが、
バレエという世界を愛しているからこその表現の仕方なんだとか。
そういう表現方法とても素敵だと思いましたが、思う気持ちというのは、凡人には理解が難しいことだなーと感じましたね。


そういう風に、登場人物の気持ちを察することは出来ませんでしたが、
バレエという華々しい世界を脳に描きながら読むと、
重たいミステリーもバレエのドラマの様に絵になったかの様に思えました。

犯人はお前だ!とかって追い詰める嫌な雰囲気は一切なく、哀しさと切なさだけが残ってしまったようです。


刑事としていいの?と思うよりも、自分の愛した人を護りたいただその一心だけがそこにあってのあの行動だと思います。

決して情に走っているわけでもなく、かといって逆なわけでもなくそのバランスが程よいのも物語としてきちんと見ることができました。
どちらかに傾いていたりすれば、加賀恭一郎というキャラもここまで人気ではないよね?

一男性としての加賀、一刑事としての加賀。
どちらをとっても、加賀さんそのものの魅力が詰った作品であったと思います。


トリックとかは…まぁいいや(笑)忘れたー(爆)





ご用事とかございましたら、
←コレ使ってください~~。
お返事はこちらにて♪ ご面倒おかけしますm(__)m





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最終更新日  2010年05月17日 21時14分42秒
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