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2007/05/29
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カテゴリ:映像
TV映画「パッチギ!」井筒和幸監督

04年。
5月18日放映。
粗筋はgooより。
68年、京都。敵対する朝鮮高校に親善サッカー試合を申し込みに行くよう、担任の布川に言われた府立東高校2年生の康介は、そこでフルートを吹く女子高生・キョンジャに出会い、一目惚れする。ところが、彼女は朝高の番長・アンソンの妹だったのだ。それでも諦め切れない彼は、彼女が演奏していた『イムジン河』をギターで練習し、片言ながら韓国語を覚え、帰国船で祖国に帰る決意をしたアンソンを祝う宴会の席で、彼女と合奏。見事、仲良くなることが叶うのであった。しかしその一方で、アンソンたち朝高と東高空手部との争いは激化するばかり。遂に、アンソンの後輩・チェドキが命を落としてしまう。悲しみの通夜。参列した康介は、遺族から日本に対する恨みをぶつけられ、未だ民族間に越えられない壁があることを痛感しショックを受ける。だがその夜、ラジオの“勝ち抜きフォーク合戦"に出演した彼は、複雑な心境を放送禁止歌の『イムジン河』に託して熱唱。果たして、それはキョンジャの胸に届き、同じ頃、東高空手部との戦争に臨んでいたアンソンもまた、恋人・桃子の出産の報せに少年の季節が終わったことを自覚するのであった。こうして、それぞれの様々な壁をパッチギった(突き破った)康介たち。彼らは、未来へ向けて新たな一歩を踏み出す。

60年代後半の京都を舞台に、在日朝鮮人の女子高生に一目惚れした日本人高校生の恋の行方と、彼らを巡る若者たちの姿を活写した青春ドラマ。監督は「GET UP!〈ゲロッパ!〉」の井筒和幸。松山猛による自伝的小説『少年Mのイムジン河』をモチーフに、「穴/夢穴」の羽原大介と井筒監督が共同で脚本を執筆。撮影を「パローレ ~あまい囁き~」の山本英夫が担当している。主演は、「TOKYO NOIR トウキョーノワール」の塩谷瞬と「コンクリート」の高岡蒼佑、「問題のない私たち」の沢尻エリカ。第17回東京国際映画祭特別招待作品部門出品、文化庁支援作品。

出演は塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、真木よう子、小出恵介、オダギリジョー、ケンドーコバヤシ、笹野高史、余貴美子、大友康平、前田吟、光石研ら。

脈絡なく喧嘩騒動が起こる合間に、塩谷と沢尻の拙い恋愛話が挿入される。
日韓(こちらは日朝)の国境を越えた高校生の恋愛という点では「チルソクの夏」に劣るし、団体抗争バイオレンスという点では「仁義なき戦い」に遠く及ばない。

そもそも、このモチーフを差別用語ぬきに描くことは不可能である。作中、喧嘩ばかりしている高校生たちは、一言も差別用語を発しない。朝鮮人に対する代表的差別用語「チョン」ですら、まったく出てこない。
本当の喧嘩では、耳を覆わんばかりの差別用語が飛び交っているはずだ。この点だけでも、リアリティーがないと言い切れる。

もはやベテランの域に達しつつある井筒監督は、初期の「ガキ帝国」や「岸和田少年愚連隊」の頃から成長していないようだ。
日頃、毒舌映画評論家として他人の映画をこき下ろしている井筒監督だが、自分自身の作品はこの程度。
私は井筒監督を反面教師として、映画を撮らないようにしよう。





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Last updated  2007/06/02 11:08:59 PM
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