|
カテゴリ:日記
父は9時前に手術室に入るため、昨日の深夜に到着した妹夫婦と姪が父と術前に話を出来るのは、8時45分までの時間に限られる。そこで、8時10分くらいには病院に着くよう出発。普段よりもずいぶんと早起きをして、前日は深夜に空港に迎えに行ったこともあり、決定的に寝不足。
いよいよ手術室に向かう段になると、妹は涙ぐんでいた。 手術は、当初考えていた方法よりも簡単なものとなって(それにしても大手術には違いない。)、4時間の予定となった。家族は待合室で延々と待つのみ。 姪は最初のうちこそお絵描きをして退屈していなかったが、1時間かそこらで飽きて、明らかに暇を持て余す状態となった。7歳の姪に病院の待合室で何時間も待たせるのは、やはり酷である。 結局、終わったのは午後3時半くらいだっただろうか。午前9時から数えれば6時間以上経っているが、9時きっかりに手術が始まるわけでもなく、4時間から5時間の予定通りだったそうだ。 切除した肝臓を手に、執刀医師が丁寧に説明してくれる。実物の肝臓のインパクトは相当なものがある。 正常な部位は正にレバーで、暗い赤色が美しいほど。そこに8.5cm大の癌(検査結果は出ていないので、まだ腫瘍と称していた。)が巣食っており、異彩を放っている。癌はオレンジ色の地に黒い粒子が斑模様を呈しており、輪切りにすると粒子が禍々しいくらいに見えた。 父はICUに移動。意識が戻って話せるようになれば、面会が出来る。一度に入れるのは2名までで、10分以内。12歳以下はICUには入れないので、姪は面会できない。 面会すると父は寒がって痛がって、悲壮感があった。妹はまたしても涙ぐんでいた。 この3日間のうちに合併症が出なければ、最短2週間で退院できる見込み。合併症、特に胆汁の関係が出ると入院が長引き、月単位となる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/07/26 11:17:11 PM
コメント(0) | コメントを書く
[日記] カテゴリの最新記事
|