カテゴリ:写真
9月13日土曜日。住吉大社から天王寺まで路面電車の阪堺電鉄に乗り、そこから四天王寺に向かいました。四天王寺は聖徳太子が建てた七つの寺院の一つです。他の六つとは、法隆寺、広隆寺、法起寺、中宮寺、橘寺、葛城寺です。また建立に際して「大帝塚山古墳」を破壊して境内にしたためか、荒陵寺(あらはかでら)の異名を持っています。元々はJR森ノ宮駅付近に建てられたとの説もあり、当時は湿地帯の難波潟の傍だったせいか、「難波大寺」や「御津寺」の異名もあるようです。
本来は特定宗派に所属しない八宗兼学の寺でしたが、その後天台宗となり、1946年(昭和21年)からは和宗総本山となっています。蘇我馬子が建立した法興寺(飛鳥寺)と並ぶ、我が国最古の仏教寺院です。寺の名は、神道を重んじる物部守屋と戦った際に、太子が額に四天王も木像を結んで臨んだことに因むと言われています。勝利後、約束通りに新しい寺院を建て、四天王寺と名付けたとされています。 お寺の入口に鳥居が残されています。神仏混淆の名残でしょうか。とても珍しい風景ですね。 前方に山門が見えています。 山門を潜ると「シャワーミスト」が待っていました。これで身を清めるのでしょうか? 私が初めてここを訪れたのは大阪勤務を命じられた18年前でした。聖徳太子が建てたお寺を是非見たかったからですが、コンクリート造りの建物に、正直ガッカリしたものです。それが今回はそのような感じを全く受けず、荘厳さを感じたのは何故でしょうね。 一説に因れば、この寺は敗れた物部守屋一族の霊を慰めるために建てたとも言われています。またこの周辺を根拠地にしていた難波吉士(なにわのきし)の氏寺だったとの説もあるようですが、実態は謎のままです。 この後で訪れた大阪歴史博物館で見つけた四天王寺の古い絵図です。見事なものですね。 これは白想殿でしょうか。関西のブログ友きっかいくんの書き込みによれば、四天王寺の住職は建築家でもあり、コンクリート造りの白想殿を自分で建てたそうですよ。また奥様のご両親はこのお寺に眠っているとのことです。合掌。 ここから先は「有料ゾーン」のため入りませんでした。そのため少々窮屈そうな感じの写真が続きます。 折角の五重塔も廂に隠れています。ゴメンなさ~い!! こちらも同様ですが、これはこれで風情があると思うのですがね。 是非ここに来たいと願っていた次男には、この寺がどう見えたのでしょうね? また私と次男に着いて来ただけの妻には、どんな風景が見えたのでしょう。 この後私達は地下鉄に乗って、大坂城の傍にある大阪歴史博物館へと移動します。以下は博物館の建物から観た大阪城です。 天下統一して秀吉が築いた大坂城も、今はコンクリート造りの近代的な城に変わりました。晩年、2度に亘って朝鮮半島に攻め入った秀吉と日本人は、半島の国から嫌われています。でも彼らの祖先である高麗も元軍と合流して2度我が国を襲い、対馬、壱岐(どちらも長崎県)の島民をほぼ皆殺しにしています。 朝鮮半島の人々は戦前日本が併合していた時代をまるで悪魔のように呪います。でも実質2千年近く支配された中国のことはあまり悪く言いません。それは中国が半島の人にとっては「親」で、日本は「弟」だからだそうです。親はどんなに悪くても自分の親。そして「弟」は決して兄の上に立ってはいけないと言うのが半島の人々の心理であり、儒教に基づく真理なのだそうです。 でも日本人は一度も朝鮮半島の人々の「弟」だと考えたことはないのです。実は遣隋使、遣唐使の時代から、日本と朝鮮半島の国々は、序列を巡って争って来ました。「どちらがより中国の皇帝の近くに立つか」を問題にしたのです。日本はその後中国に従うのを止め、遣唐使船を廃止しました。危険を冒してまで中国から学ぶことはないと判断したためです。でも中国と陸続きの半島では、従属を止められないのです。現在も何だか良く似てますねえ。 出土した古い瓦 「自分達は日本の兄。兄が困っている時に弟が助けるのは当然のこと」。朝鮮半島の人々の歪んだ気持ちは今も続いています。北朝鮮も韓国と同じ民族なので、きっと同じように考えているのでしょうね。大阪城を見ながら、私はそんなことを思っています。多分最近読んだ本の影響でしょう。<不定期に続く> SSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSS さて、私は今日から旅へ出ます。行き先は沖縄の久米島です。目的は観光とマラソン。日曜日に「久米島マラソン」(フル)に出ます。これが多分私の引退レースになるはずです。完走出来るかどうかは分かりません。今は自分の体調が自分でコントロール出来ず、複数の薬のお世話になっています。血圧降下剤、不整脈抑止剤、血液凝固防止剤などです。帰宅は27日、月曜日の夜です。それまで留守にしますが、よろしくね♪ 留守中にいただいたコメントへの返事は帰宅後になります。では皆様、またお会いする日まで御機嫌よう♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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