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デジタル一眼レフカメラですが、最近結構注目を浴びているのがオリンパスの
E-410です。今までOLYMPUS(オリンパス)というとコンパクトデジタルカメラでは、 そこそこ存在感を見せていましたが、デジタル一眼レフとなると、マニアには多 少注目されるけれど、一般受けするモノがない。結局、注目度は低いという感じ だったと私は思っています。 それがE-410だけ(?)は違うようです。メディア(雑誌、インターネットレ ビュー記事など)でもオリンパス製品としてはかつて無い取り上げられ方に見え ますし、私が行ったある小さな販売店の人は、いままでオリンパスは置いて なかったが、このE-410が出てからは置くようになったという様な話もしてました。 エントリー一眼レフもしくはコンパクト一眼レフカメラというセグメントに おいて、大きな位置を占める様になったのは間違いないと思います。 今までのコンパクト一眼レフというと、立派な?グリップがついていて、確か にコンパクトなのですが、コロコロしていて、意外とかさばる。 そんな中にE-410は、グリップはほとんどなし、昔の一眼レフカメラを思わせ る直方体まんまのちょっとレトロな、それでいて、逆に新しさも感じさせる非常 に面白い(優れた)デザインです。Simple is the best.という言葉があります が、まさに、それです。と同時に、おそらくキャノンのT-90あたりから始まったエルゴ デザインの流れに染まらずに初めて商業的に成功するカメラになるかもしれませ ん。 実機を見ると確かにコンパクトで軽い感じがします。サイズや重量はニコンの D40やキヤノンのKiss DXとそう変わらないのですが、薄さに関してはピカ一です。 そのため、カタログスペック以上にコンパクトに感じます。グリップはありませ んが、私にはそれがとっても懐かしい感じがしました。今風のグリップモコモコカメラに慣れている人に はどのように感じられるんでしょうか? 総じて、造りは価格相応以上に私には感じられました。私はEOS Kiss DNを所有してい ますが、これより、かなり高級感があると思います。 さて、私がこのカメラを評価するのは、この軽量コンパクト以外に実はもう一 つあります。それは、受像素子面(正確にはローパスフィルタ)に付着するゴミ 対策についてです。オリンパスでは「SSWF」(Super Sonic Wave Filter)と呼ん でいますが、この機能が他社に比べてどうやらダントツに優れている様なのです。 雑誌などの比較記事でも、ダントツに評価が高い様です。ある雑誌では、キヤ ノンやペンタックスに比べあまりにSSWFが優れているので、ゴミ対策機能の性能 だけでは採点せずに、ローパスフィルターに付着したゴミをブローすることによっ てどれだけゴミが落とせるかという試験と抱き合わせて、各社のゴミ対策はあま り差が無いという様な印象操作をしている雑誌もありました。 SSWFはE-410からの機能ではなく、オリンパス初めてのデジタル一眼レフカメ ラのE-1からの機能です。そしてオリンパスのデジ一であれば、もれなくついて いる機能でもあります。 私はE-300というオリンパスのデジタル一眼レフカメラをEOS Kiss DNとほぼ同 時期に購入しました。それから約1年半経った時に、EOS Kiss DNで、画像に明 らかにダストによる影響が見られるようになったのです。で、両者のフィルター 面のダストを改めて確認したところ、EOS Kiss DNでは、大きなゴミが7個ほど 付いていました。ブローしても落ちません。ところがSSWFを持つE-300には、な んと一つもダストを確認することが出来ませんでした。(絞って、白い対象物を写すことで確認)。 さて、私は、このE-410を普段のお散歩カメラとして使いたいと思っています。 その時、レンズは、35mm換算の28mm~100mmズームと、100mm~300mmのズーム二 本あたりを持ち歩くことになりそうです。最近では1本でこの領域をカバーするズームレンズもありますが、ちょっと大きすぎるのとF値があまりにも暗すぎます。ですから、必 要に応じて、この2本のレンズを交換して使いたいのです。ところが、フィルター に付くダストが気になって、特に屋外では、レンズ交換をしたいと思えなかった のです。つまり、本来の一眼レフのあるべき使い方が制限されてしまっていたん です。 しかし、このSSWFの実力をいまさら知るにあたり、外でも気にせずにレンズ交換をしよ うと思えるようになりました。 つまり、E-410は最強のお散歩カメラになるのではないかと思っています。 うーん、EOS 30Dを買ったばかりの身に、実売8万円はかなりつらいのですが・ ・。30Dを売るか・・・・?・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月16日 09時48分22秒
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