妊娠初期にパーマをかけてはいけませんか?「妊娠初期にパーマをかけてはいけませんか?」という質問を受けました。 パーマ液の原理はいわゆる酸化と還元の働きによるものです。 理科の時間に習いましたね。 ↓ 興味のある人はこちら 汚れた10円玉この上にソースやマヨネーズ、醤油などを置き、 しばらくしてからふき取るときれいになります。 これは10円玉の表面には酸化銅などの化合物が付着しています。 (酸素と化合することを酸化といいます) マヨネーズやしょうゆにに共通して含まれるのは グルタミン酸ナトリウムと塩化ナトリウムです。 酸化銅がこれらの成分で酸素を奪われ、きれいな10円玉に戻るのです。 (酸素を奪うことを還元といいます) パーマはこれと同じ原理で、簡単に言うと (1)チオグリコール酸アンモニウムやシステイン(還元剤)で、毛髪のシスチン結合に対して水素を与える事でシスチン結合を切断し、システインにします (2)ロッド等に髪を巻きつけ時間をおく (3)臭素酸ナトリウム(酸化剤)はシステインに酸素を与え元のシスチンに戻します。 これらのパーマ液に使われる薬品は厚生労働省により、薬事法第2条第2項に、医薬部外品の一つとして定義されています。 その規格は品質規格として定められています。 厚生労働省のHPで、パーマ液の健康被害について検索して見ましたが、何も見つかりませんでした。 以上より妊娠中にパーマをかけてはいけないというものではないように思います。 パーマ液のにおいで気分が悪くなるとか、妊娠中はかぶれ易くなることもあるというようなことを考えるなら、妊娠中期に入ってからにした方がいいでしょう。 パーマ液について知りたければ→ 毛髪の科学 ジャンル別一覧
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