マッチングを終えてマッチングを終えてマッチングとは医学生にとっての就活みたいなものです。初期研修の2年間をどこで行うかを選択出来るというものです。 学生は研修したい病院をネットに登録、病院も採用したい学生を順位をつけて登録し、コンピューターが自動的に結びつけてくれるというシステムをとっています。 これを運営しているのが医師臨床研修マッチング協議会です。 スケジュールとしては 6月くらいに医学部6年生はネット上で登録を行います。 8月にはそれぞれの病院ごとに採用試験(面接、筆記など)が行われ、 9月に希望する病院を順位をつけて登録(受験した病院ならいくつでも登録できる。)します。 9月の終わりには中間発表がありそれぞれの病院を第一希望にする人が何人いるかが発表されます。 これを見て10月の中ごろまでに順位の変更などを再び行い最終登録を行います。 その結果を元に病院からの希望も合わせコンピューターが自動的に組み合わせ(アルゴリズムはこちら)を行い、 10月の終わりには自分がどこの病院になったかがそのホームページから分かります。 その後は各病院の担当者と連絡を取り合い、直接契約を結ぶという感じです。 どの病院で研修を受けるかを考える際に重要なのは実際にその病院を見学に行くことです。詳しくはこちらに書きました。病院見学について 大学病院で研修を受けるとその後の大学の医局に属した際に顔見知りが多く人のつながりが多い点で役立ちます。また自分の大学病院なら実習で雰囲気も分かっていますし、知り合いも多いですし、ほとんどの場合自大学の生徒は落とすことはないので見学に時間を割かずに他のことが出来るなどの利点もあります。 一般病院で研修を受けると、自分に合った研修を選択出来ます。救急車の多い病院で実技を磨きたいとか、外来患者へのじっくり考えるアプローチを学ぶとか選んだ病院によって特徴があるからです。特に有名病院といわれる研修医が多く集まるような病院では教育熱心な上級医が多いことも人気の秘訣です。また大学病院よりも待遇が良いところも多いのも特徴です。 今のところ大学病院選択半分、一般病院選択半分くらいって感じです。 僕自身がどのようにマッチングを受けたかも書いていきたいと思います。 病院見学は4年生の夏に実家の近くで3病院(合計3日間)。 5年生の夏休み(2週間のみ)で2病院(合計5日間)。 5年生の地域病院実習(県内の病院を選んで実習)で3病院(合計35日間)。 5年生の長期休み(1~2月の6週間)で8病院(合計19日間)。 6年生の選択実習(アポをとれば6週間好きな外病院で実習出来る。(自大学病院でも可))で外病院は5病院(合計26日間)。 6年生の夏休みに3病院(合計7日間)。 って感じでした。マッチングに関係ない小児外科関連の病院もいくつか行ったので少し多めですがそんな感じで病院見学を行いました。(同じ病院へ何度か行ったのも含む。) 実際に採用試験を受けたのは6病院でした。(大学病院2ヶ所、一般病院4ヶ所)
って感じでした。 結果は第一希望の病院で初期研修することが決まりました。11月後半にその病院の事務の人から説明を受けて、3月中ごろに引越し、3月29日から働き始めです。 マッチング結果も大事かもしれないですが、それ以上に本人がどんなモチベーションを持って研修に臨むかが大事だということは重要ですね。 ジャンル別一覧
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