ぶらりタイハーブの旅~雨季のシリントン王女ハーブ園
←ランキング参加中♪ にほんブログ村 7月のタイ王国は、、熱帯モンスーン気候特有の雨季の真っ只中です。時折空を占領してくる真っ黒い雲を見上げつつ、洗濯物を干したりしまったりに飽き飽きしためーぷんぷい、雨の合間を縫ってさあ遠出だ!レッツラゴー(古!) 当てはないが、こんなときは取り敢えず果物の美味しい東海岸はラヨーン県を目指して出発。 タイの雨季の空は独特で、一面真っ黒な雲に覆われていると思いきや、そのどこかにポッカリ青空が覗いていたりします。そしてフレスコ画にあるような光線が神々しく差し込んでいたり。雲行きと天然ゴムや椰子の林を眺めながら、めーぷんぷいお馴染み、ラヨーン県はシリントンハーブ園に到着。雨も止み、涼しい中で季節の移り変わりを感じながらの散策を楽しみました。そこでいくつか目についたハーブをご紹介します。~シリントン王女ハーブ園については、前出タイハーブの旅のぶらりシリントンハーブ園もご参照下さい。 タイ名 ถั่วแปบช้าง (トゥアペープチャーン) マメ科 アフゲキア属 和名 タチヨウラクボク 英名 Afgekia(アフゲキア) 学名 Afgekia sericea タイ、マレーシア原産で、立瓔珞木と書きます。瓔珞とはお寺の本堂の天井から下がっていたり、仏様の首を飾る仏教の装飾品のことです。確かに、この花には相応しいネーミングに思えますね。英名のAfgekiaは、植物収集家のアイルランド人、Arther Francis George Kerr氏の頭文字を取ったものらしいです。★効用は、種子が身体の脂肪と腱に栄養を与えるということで、痩せた人に適しているということです。 タイ名 บอระเพ็ด(ボーラぺッ) ツツ゛ラフジ科 ツツ゛ラフジ属 和名 イボツツ゛ラフジ 英名 Heart-leaved moomseed 学名 Tinospora crispa インド、東南アジア原産でイボイボのある茎は中が空洞になっていました。この茎は激しく苦いということで、タイでは子供のお仕置きにこれを刻んで口に入れるなんて風習があったと聞きます。★葉は解熱、解毒、食欲増進、痛風等に効果がありますが、長期使用や妊産婦、肝臓疾患の人の使用は禁忌ということです。 タイ名 พริกไทย(プリックタイ ) コショウ科 コショウ属 和名 コショウ 英名 Pepper 学名 Piper nigrum インド原産。この緑色の未熟な状態で収穫したのがグリーンペッパーで、タイでペッパーステーキを注文するとこれが使ってあることも。この未熟な実を乾燥させたのがブラックペッパーで、完熟してから水につけて外皮を剥いたのがホワイトペッパーでです。★効用は、葉が腸の膨慢に、種が痰切りに、花が吐き気を止めたり消化器系の調子を整えるということです。 タイ名 ประยงค์ (プラヨン) センダン科 アグライア属 和名 樹蘭 米蘭 英名 Mock lime,Chinese rice flower 学名 Aglaia odorata lour 中国南部、インドネシアにかけてが原産で花には甘い香りがあり、エッセンシャルオイルや線香に用いられます。 ★他にも花はお茶として二日酔いさましやめまいに、葉は下剤になったり化膿性腫瘍を治療するという効用があるということです。これもやはり妊産婦には禁忌です。 タイ名 ยี่เข่ง(イーケン) ミソハギ科 サルスベリ属 和名 サルスベリ 英名 Crape myrtle,Common crape myrtle,Indian lilic 学名 Lagerstroemia indica 中国南部原産で、百日紅(サルスベリ)と書きます。木の古い皮が剥げ落ちた後の幹が、サルも滑りそうなくらい(実際サルは滑らないが)ツルツルなのが名の由縁です。★花、葉、根に下剤、木の皮に解熱の効用があるそうです。 広大な敷地の中、雨に洗われて生き生きとしたハーブを眺め、めーぷんぷいもリフレッシュされたのでした。雨季はまだまだ続く。。さて次はどこへ出かけようかな。 ご案内↑パヤオ果樹園さんでは熱帯果樹の栽培を通して意義ある活動をされています。 ↑カナズギャラリーさんでは手作りの素敵なハーブ製品やフランス直接買い付けの品を扱っておられます。