タイ産アボカドあれこれ
←ランキング参加中♪にほんブログ村 続いてタイ国内産アボカド( อะโวคาโด〜アボーカードー )の話題です。前出のタイ王室プロジェクトのページによると、チェンマイの海抜約650メートルに位置するパンポン地区のプロジェクトの農場では、安全管理システムのもと、アボカドを含むその他新しい果樹の試験栽培とデモンストレーション的な栽培がされているそうです 調べてみると、アボカドには大きさ形の異なるいくつかの品種があり、日本で慣れ親しんでいる輸入品のアボカドは、鰐梨という和名のごとく皮のゴツゴツしたタイプのHass(ハス)という品種のみだそうです。どうりでめーぷんぷい、スベスベのタイ産アボーカードーには違和感あったというものです!(英名) avocado、alligator pear(タイ名)อะโวคาโด〜アボーカードー(和名)鰐梨(学名)Persia amerivanaクスノキ科クスノキ属 アボカドは、米国、メキシコ、グアテマラ、西インド諸島の島で生まれた果実です。ヨーロッパやアメリカでは、アボカドには人体に有効な栄養素があるという理由から、すでに長いこと食べられています。一方、タイは果物王国。果物の選択肢が他にも豊富にあるため、アボカドは中々ポピュラーかつ重要な果物とはならないのです。タイの人々は甘くて柔らかい、香り高い果物を好みます。アボカドの味と香りは、タイの人々にとってはとりわけて印象的なものではありません。しかし栄養分析して他の果物と比較してみると、アボカドは、他の果物よりも身体に有益な栄養素が含まれていることが分かります。ミネラルが豊富で、身体のために必要な栄養素を含むあるため、アボカドは「健康食品」とみなされています アボカドの果肉には、品種により、不飽和脂肪が約4~20%が含まれています。そのうち約70%が健康に有益な一価不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸は血中のLDLコレステロール(悪玉)数値を低下させ、HDLコレステロール(善玉)コレステロールを増加させます。アボカドを食べるこ とによって、高コレステロールが原因となる心臓病の予防にも役立ち、炭水化物が少なく低糖であるため、ダイエット中であったり糖尿であってもこの果物を食べることができます アボカドオイルは、アボカドの果肉から抽出され、コーン油、大豆油、アーモンドオイル、オリーブオイルと比較しても皮膚に一番よく浸透します。ビタミンE、必須脂肪酸のリノール酸やオレイン酸、植物ステロールを含み、ヘッドマッサージでは、髪の再生を促進させます。また乾燥肌用パックとして、潰したアボカド、バナナ、はちみつをそれぞれティースプーン1杯ずつ混ぜたものを肌に塗り、 15〜20分放置した後にすすぐと、お肌がしっとりと生き生きとします。様々なスキンケア用化粧品の製造分野で、抽出されたアボカドオイルは重要な原材料とされています またアボカドオイルは安定していて豆に似た香りであるため、料理にも適します。様々な疾病に対して効用を持つ、脂溶性ビタミン(V.E,V.A,V.K)を含む野菜〜人参、ほうれん草、トマト等の調理に用いることでその吸収を高めるだけでなく、トマトリコピン、オレンジ色野菜のβカロチン、緑色野菜のルテインの吸収まで助けます。それらの野菜をノンオイルドレッシングで食べていては、十分な効果が得られません アボカドに含まれるビタミンのうち、ビタミンA(βカロチン)は目の健康維持に役立ちます。ビタミンBは、脚気、口角炎、ビタミンCは風邪や歯茎からの出血を防ぐことができます。特にビタミンについては、大気、水、食物の汚染から体内の細胞を保護するのに有効な抗酸化物質で、種々のがんや、心臓病の予防にも役立ちます アボカドはナトリウム、カリウム、葉酸も含み、これらはコレステロールを減らす機能があります。葉酸は妊娠中の女性のための重要な栄養素であるだけでなく、赤ちゃんの身体の組織造りと成長ための必須栄養素です。タイはかつてバナナを離乳食として使用していました。熟したアボカドも乳幼児の離乳食として与えることが出来ます。バナナと半々にして混ぜて与えても良いです タンパク質は他の果物より0.8%〜1.7%ほど多く、エネルギー源となる一方で、低炭水化物です。タンパク質は消化の良いタンパク質で、お通じに良い繊維質も有します(参照:国立カセサート大学サイト) 現在ではコラート、チャイヤプーム県等でアボカドの木が見られ、栽培地域は年々増加中ということです そこで、ちょいと外れたアボカドでも美味しく飲めるスムージーの作り方は上の写真をクリック楽天レシピに 宜しければお試しあれ