2007年 8月号「短歌人」2007年8月号掲載作品 春泥といふ言葉より立ち上る詩あらむ未だ意味を知らずも 蝶の吻薇伸びて蜜吸ひついとどはかなきいのちなりけり 蛾の骸蟻ら運べりパセリの葉縮れて萌ゆる木の下闇に それからは薔薇を諦めひたぶるにトマトを植ゑて妻を愛して * 撫子が夏の日差しをうまさうに受けてゐるなりすつくと伸びて 「チー坊」に瓜ふたつなる我が娘杉田かをるになるのだらうか * 9月号「Selection」欄入選。 著作権を有します。 © Nosho‘Daddy Bear’Sakamoto 2007 All rights reserved. ジャンル別一覧
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