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* 無料会員登録をすると、より詳しい結果が見られます。 分析グラフに出てくる5つの概念とその属性は、以下の通りです。この5つの要素で、個々人の性格傾向ははほぼ完全に説明できます。(ただし、ここでいう性格には流動性があり、同じ人物でも置かれた状況やストレス・体調などによって変化しますので、時々試みてみることが推奨されます。) 【ディグラム基本指標】 * 属性については、筆者が加筆しました。 CP クリティカル・ペアレント 批判的な親 父性、厳格な教師 昔の父親、秋霜烈日 NP ナーチャリング・ペアレント 保護的な親 母性、優しさ、親切 小春日和、マリア様 磯野フネ、春風駘蕩 A アダルト 大人 合理・論理・現実性 冷静沈着、欧米人 FC フリー・チャイルド 自由な子供 奔放さ、わがまま 快活、オコチャマ 昔の男の子、カツオ AC アダプテッド・チャイルド 従順な子供 協調性、妥協、我慢 いい子、おどおど 昔の女の子、ワカメ * 波形(性格)の全27類型はこちら。 【解説】フロイトによって創始され、ユングによって大きく発展した精神分析学の「無意識」の領域(いわゆる「深層心理」)の知見を踏まえた、こうした性格(パーソナリティ)分析の手法そのものは、ずいぶん前(少なくとも20年以上前ぐらい)からちらほら世に出てきていて、興味があった私はかなり早い時期に読んだ記憶がありますが、最近さらに、マーケティング理論をからめた統計学的(学際的)な調査と研究が進み、精緻さが加わったようです。この「ディグラム」は、この種の「心理テスト」の一つの完成形と見てもいいように思います。統計・マーケティング畑の木原誠太郎氏という適任のスポークスマン格の人物も現れて、いま話題になっています。 気軽に誰でもすぐに出来、けっこう鋭い結果が出てくるので大変興味深いものです。皆さんにもおすすめします。 * なお、同じユング系の分析手法では、性格を9つに分類する「エニアグラム」というのもあり、グルジェフなどに淵源を持ついくぶん神秘主義的な傾向を帯びた解釈が、それなりに興味深いものです。欧米では非常に普及していてほとんどの有名人が分析されており、大学教授など知識人をはじめとして信奉者が多いといわれます。ディグラムを唱えた木原氏も、これを参考にしたことは確かと思われます。私は、個人的にはこちらもかなり好きですが、設問が非常に多く、答えるだけでも大変なのがかなりの難点です。 さらにこれらとは別に、性格(パーソナリティ)分析のメソードとしては、クレッチマーが唱えた「気質論」も有名で、「(1)循環性・躁鬱性・双極性、(2)粘着性・癲癇性・偏執性、(3)内閉性・統合失調性、さらに(4)神経質、(5)自己顕示性・演技性」などの術語をお聞きになったことのある方も少なくないでしょう。(1)の偉大な典型例は文豪ゲーテや豊臣秀吉、(2)はドストエフスキーや織田信長、小泉純一郎氏、(3)はロベスピエールなどとされますが、万が一悪い方に転んで昂進すると、最悪の場合犯罪者にもなり得る傾向を示します。明らかに強烈な粘着性パーソナリティの暴走であるストーカー犯罪は日々メディアを賑わし、過剰な自己顕示性の行きついた奈落と見える佐村河内氏や小保方氏の顛末などは記憶に新しいところです。 こちらは、現在では精神医学と精緻に関連付けられて、確固たる学的根拠がある定説と位置づけられています。何か事件があるたびに「ミヤネ屋」に出てくる臨床心理士・矢幡洋氏や犯罪心理学者の方々は、主としてこちらの観点で分析しています。 私個人の見方では、前者のディグラムやエニアグラムは、主として後天的・状況的な要素を含めた心理的フロー(流動の一局面)を示し、後者の気質論は先天的に持って生まれた(ほぼ変わらない)要素に着目しているのでしょう。どちらが正しい、間違っているということではもちろんありません。 ・・・ちなみに、これを書いている私自身の性格は、明らかにAトップ型の循環性気質です。おおむね理屈っぽくて陽性で自信満々ですが、何かのきっかけで時々プチ鬱になり、酒飲んで泣いたりしてます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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