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テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:イラン代表
オーストリア、アドミラに鳴り物入りで移籍したもののフィジカルがフィットせずに開幕戦に間に合わなかったアジジがLegia Warsawとの練習試合で久々に姿を見せた。パシャとアジジは共に後半からの交代出場。なお、本日オーストリア代表でのポーランド戦が控える代表組(マンデル、ヴォールナー、ピルヒャー、トーンホファー)は出場を見合わせた。しかし去年までアドミラに一人も現役のオーストリア代表を抱えていなかった事を考えると、この夏の移籍で獲得した選手がいかに即戦力かという事をあらわしている。また水曜日にはラピッドを葬ったシュタム・グラーツ戦が控えるがトップ下のニェナド・ビェリカが負傷した為アジジの出番もあるだろう。そしてパシャも競争の激しいCBのみならずボランチとしての出場が見込めそうだ。
【Admira - Legia Warsaw 0:0】 アドミラスタメン: Hyll - Osoinik, Akoto, Fuerthaler, Fuezi - wow, Floegel (46th Pashazadeh), Horvath (46th count), Egressy - Bule (46th Azizi), Saglik (60th Hoffer) ところでアジジはオーストリアで結果を残せるのだろうか。アジジといえばイラン人初のアジア最優秀選手であり、その活躍は勿論アリ・ダエイというベストパートナーの力に依るところが大きかった。彼は常に長身のポストプレイヤーの周りを自由に動き回る事で多くの得点を記録し、耀く事ができたのだ。それは1FCケルン時代でも変わらなかった。その時のパートナーはオーストリアの英雄アイルトン・ポルスターであり、残念ながらベルント・シュスターとの関係がうまくいかずに結果を残せなかったが、このコンビも十分魅力的であった。私の好きなレアル・ソシエダもダルコ・コバチェビッチとニハト・カフヴェチのコンビでブレイクしたのは記憶に新しい。尚コバチェビッチはベルント・クラウス(現役時代にはアドミラでもプレーした前イランのぺガフ監督)時代にはポルトガルの異端児サ・ピント(代表に招集されなかった事に怒り代表監督を殴った選手)とも同様のコンビでブレイクした。 だが近年のアジジはトップ下での仕事が多くなり、以前のようなシャドーストライカーとしてのプレーをする機会は減ったが、また新たなパートナーを見つける事ができればストライカーとしてのプレーも復活するのではないだろうか。ただ残念ながら長身でポストプレイを得意とするオーストリアユース代表のマルク・ヤンコはザルツブルグに移籍したし、今季獲得したヴォールナーやマヒル・シャリクはスピードを武器にするタイプの為、アジジとの2トップとしての相性は良くは無いだろう。むしろ頭も強いエグレッシやニーノ・ブーレのほうが可能性はあると思うのだが、この日の練習試合ではシャリクとの2トップをタールハマーは試したようだ。ヴォールナーとエグレッシの2トップが固定されればアジジはトップ下として起用されることになるだろう。しかしイランを20年ぶりのW杯に導いたアジジの天性とも言える鋭いゴールへの嗅覚を発揮できるような布陣も是非とも見たいところだ。 またHSVで窮地に立たされているマハダヴィキアだが、トーマス・ドルはキアに対して「戦力外」との烙印を押したようだ。これは馬鹿げた話でイランファンとしては激しい憤りを感じる。今季の練習試合でも結果を残していたし、昨季のブンデスリーガでも少ない出場時間ながら、ピッチに立てば誰よりも耀いていたイランのロケットをこのようなぞんざいな扱いをする事は許す事が出来ない。ましてUI杯の登録メンバーから落選させるなど酷い話だ。残念ながらキアはチームを去るタイミングを間違ってしまったのだろう。現契約を結ぶ時に殺到したあまたあるオファーの中から、「ブンデスアシストキング」の称号をもって国外の強豪クラブへ移籍すべきだった。現時点では2006年のドイツW杯を見越せば同じドイツのクラブが理想だと思うが、代理人レザ・ファゼリと共に最良の選択をしてもらいたいところだ。それにしても長年HSVを支えたキアに対して、このような去り際を用意したドルやフロント陣、彼を引き止めなかったHSVのファンには失望したし、くそったれと言いたい。我々のイラン代表の最高の選手であるキアを侮辱されて黙っていろというのは無理な話だ。彼が移籍を拒んだのはHSVやファンを心底愛していたからであるが、今後は彼が新たなチームを見つけ活躍できるよう応援したい。 またレザイー所属のメッシーナが税金未納でSERIE-Aへの登録を拒否されているらしいが、降格するようならヘルタ・ベルリンなどのオファーを考慮すべきだろう。キアやレザイーのような主力選手が2006年にトップフォームでプレーできるように事態が好転して欲しいものだ。 *画像保存容量の関係で近日中に古いものを削除予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.17 21:38:12
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