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テーマ:サッカーあれこれ(19775)
カテゴリ:イラン代表
ペルシャ帝国アドミラは成績不振からロバート・プフラグを解任し、エルンスト・バウメイスターとフバート・バウムガートナーの二頭体制となっての2試合目、現在2位のレッドブル・ザルツブルクのホームに乗り込んだ。 ご存知のように今シーズン、ザルツブルクは強大な資本が入った事で、監督は勿論、ドイツからも有力選手を多数獲得している、まさしくオーストリアのチェルシーだ。さらにシーズン中にもUEFA杯で惨敗したGAKから現代表のアウフアウザーを引き抜き抜けば、この冬にはオーストリアの至宝でアルプスのマラドーナの後継者までも引き抜き、イタリアから帰国したマルクス・ショップと共に脅威の両翼を形成している。その豪華な補強策が奏功し、去年9位と降格の脅威に晒されたザルツブルクはFKオーストリアとCL出場権を争うだけのチームに成長したのだ。ただ前節は古豪シュタム・グラーツに4点を叩き込まれるなど、守備陣の崩壊が目立ち、今回の最下位アドミラを迎えたホームでの一戦は負ける事は許されない雰囲気がチームに漂っていた。だが崖っぷちのアドミラは彼らにとって楽な相手ではなかった。 試合序盤、攻勢を仕掛けたのは予想通りザルツブルクだったがアドミラの守備陣が体を張ってゴールを死守する。そのなかでパシャザデがマッチアップしたのがアレクサンダー・ツィックラー、バイエルンで栄光の時を過ごしたウルフ・キルシュテンやイェンス・イェレミースらと同じ東ドイツ出身の大型FWである。彼はエウベルやラピッドから移籍してきたカルステン・ヤンカーらの陰に隠れる事が多かったが、重要な場面で期待に応える事で多くのバイエルンサポーターに愛されていた選手だ。その実力は今季リーガで決めたチーム最多の7ゴールが証明している。このタフガイを相手にパシャザデは何本かの危険なシュートを許したものの完封することに成功したのだ。そして試合が動いたのが後半58分、オーストリアB代表のトーンホファーが右サイドで体を反転させ正確なクロスを放り込むと、オランダから帰国し、この冬にチームに加わったベテラン、ランダールが文句なしのヘッドを叩き込んだのだ。結局この一点を死守したアドミラが、1部残留にわずかな望みをつなぐ劇的な番狂わせを演じている。 Red Bull Salzburg: Manninger - Winklhofer, Knavs, Schwedler (64. Mayrleb), Jank (31. Bodnar) - Mair, Carboni, A. Ivanschitz, Aufhauser (46. Suazo), Jezek - Zickler Nordea Admira: Mandl - Wimmer, Pashazadeh, Horvath, Flel - Thonhofer, Panis, Bjelica, M. Wagner (71. Saglik), Landerl (65. Morgenthaler) - Bule (94. Pecelj) 得点: Landerl (57.) 警告: Ivanschitz, Bodnar, Suazo, Winklhofer bzw. Landerl, Bjelica Wals-Siezenheim, 11.800 Zuschauer, SR Gangl 後半戦が始まってから2試合が雪のために延期になった事が、アドミラにとっては好転したのかもしれない。ただ一試合少ないながら9位のマッタースブルクとは8ポイント離されており、依然気が抜けない状況には変わりが無い。新体制になってから2連勝、アドミラは残り試合全てに勝利を必要としている。 また先日ワールドカップモデルのプーマ製ユニフォームがお披露目されましたが、こちらがイラン代表がドイツで纏うアウェイユニフォームだそうですす。飾り気の無いシンプルなデザインは評価の別れるところだが、個人的には悪くないと思う。 このユニフォームを着るためにもパシャにはさらにオーストリアで頑張って欲しいところだ。先日IranKicksのインタビューに応えたマハダヴィキアが「ポルトガルには8点奪われる事もあり得るだろう」と危惧するディフェンス陣の補強策に誰が適任かをブランコには本大会までしっかりと模索してもらいたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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