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![]() ペルシアンガルフカップ第21節、悠然と首位を行くアリ・ダエイ率いるサイパは、ホームにダエイの古巣でもあるピルーズィを迎えた。首位と名門の意地をかけた一戦は2-2の痛み分けとなったが、そんな試合内容よりも興味深かったのがアリ・ダエイに遠慮ないバトルを仕掛けたシェイス・レザイーのプレーだった。 シェイスといえばU-23代表の主力としてプレーし、センターバックとしての才能のみならず右のアウトサイドとしても優れ、強靭な体躯に見合わぬスピードと得点力を有している事で知られている。その実力はフル代表のデビュー戦でいきなり得点を挙げたことからも実証されたが、同じポジションのマハダヴィキア、カービィの壁もあり、ここのところフル代表には召集されていない。だがその豪傑ぶりや、どんな相手にもひるまぬ勇猛さは彼が22歳の若者である事を忘れさせるには十分だ。 例えば同僚となった為今では見られないが、ヴァへディとの肉弾戦はテヘランダービーでは恒例であったし、オラーディとの小競り合いが生じた際にもひるむ事無く仲裁に入る姿は印象的であった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() さらには今やフル代表の守備の要となったノスラティに対しても、過去に遠慮ないバトルを仕掛けている。彼にとってはピッチ上では年齢差も代表経験も関係無いのだ。 ![]() ![]() ![]() そんな22歳が39歳のキングに対しても遠慮する理由などあるはずが無い。実際に昨年の同じカードでもシェイスは真っ向から肉弾戦を申し込んでいる。そしてこの日も同様の光景が繰り返された。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() しかし年老いたとはいえキングの怒りを買えば、ただで済むはずもなくピッチに這わされる羽目になる。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 怒れるキングの苛立ちに歪んだ表情に余裕は無く、その背後で心配そうに見つめるかつてのU-23代表でのセンターバックのパートナー、ジャラル・ホセイニや、ダエイの盟友キャリム・バゲリ、そしてかつてのライバル、バヘディらそれぞれの表情もなんとも興味深い。そして、それでもシェイスはひるまず食らいつく。骨と骨、肉と肉とがきしみ合うようなバトルは見ごたえ十分。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() その表情はむしろ生きる伝説と化した英雄とのバトルを楽しんでいるかのようなふてぶてしさすら感じさせた。なんとも頼もしい表情だ。確かにダエイがピッチに立つ時間はそれほど残されてはいない。それを考えればシェイスのようなイラン代表の未来を支える若手にとって、これほど貴重な経験は無いのだ。だがほとんどがその威圧感に負け、尊敬と萎縮のあまりキングとのバトルを放棄とは言わないまでも楽しめていない。しかしキングが若手の台頭を実感し、ピッチから去る日が近くなるかは彼ら次第なのだ。シェイスは図らずもその見本を示した。 [イラン代表]カテゴリの最新記事
素晴らしいコラムですね。これからも頑張ってください!!(2007.03.15 20:07:06)
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