かりんさんといっしょ

以前に、「さよなら商工会館」と「野中神社」の記事を書きましたが、
その続きの写真もあるんで、ここでアップしときます。
クリスマスにふさわしいネタでもないですけど(笑)。

空模様も怪しかったので、早々に野中神社をあとにして、帰路に。
往路とちがって道がわかりましたから、
さらに昔の面影を求めてキョロキョロしながらの戻り道。
道脇のこんもりした丘の大きな木に、なにやら花が・・・。

いや、花か？？
えーと・・・・・

(柿！？？？？)

よくよく見てもやっぱり柿。
こんなに柿が成ってるのは初めて見たかも。
ところで、このあたりに、昔住んでいた家のほうへ降りる『秘密の階段』が
あったはずなんだよなー(笑)。
ベツに秘密でもなんでもないんだけど、
当時、うちの家の前に広がっていた平屋作りの古い府営住宅地の裏から、
人一人がやっと通れるふるい小さな階段があって、
それを上がるとそこはもう隣の市なのでした。
階段を上がりきったはずの辺りがすっかり様変わりしていて、
角ごとにそれらしきものがないか覗き込んでいくと、
おや？　これかな？？？

昔と違って小奇麗になってるけど、どうやらこの階段のような。

階段を降りた辺りも昔とは全く違っています。
なにしろ府営住宅地はもう随分まえにきれいさっぱり取り壊され、
何棟ものこざっぱりした団地地帯に生まれ変わっていました。
でも、昔の府営住宅のほうが、風情があってよかったなあ。
古くて汚い平屋建てで、住人はジジババ中心だったけれど
一戸ごとに庭があってそれぞれ木を植えたり花を植えたり、
葡萄棚を作ったり畑を作ったり。
立ち退きが進められて、何年もかかって一戸一戸歯が抜け落ちるように
住人が出て行ったあとも、空いた土地に近所のじーちゃんばーちゃんが
畑作ってたりしてたもんです。
そんな景色はもうどこにもありません。
ふと右側へ目をやると、この住宅地を整地したときに石器が出てきたのを記念したモニュメントが見えました。

このモニュメントがイズミヤに面していることは知ってましたが、
例の小さな階段を下りてきてすぐここに出るということにはピンときていませんでした。
辺りの地形がすっかり変わると、なんだか距離感もかわってしまいます。
折角ここまで来たので、かつて住んでいた家の前まで行って見ることに。
家はとっくに取り壊して、べつの家が建っているので、
なんだか変わってしまった姿を見たくなくて、まったく行ってませんでした。

うわあ、こんな家になってるぅ・・・・。
そして、家の向かいになにやら見慣れぬ建物が!?

はあ、児童館ですか。
市のマスコット、タケルくんが・・・・(^-^;)
すぐ目の前が小学校なので、その帰りにここで過ごしたりするのかな？？？
小学校もカメラにおさめようとしたんですが・・・・
構内では少年野球の練習をしてまして、
たまたま校門のほうへボールをとりに走ってきた男の子と目があってしまいました。
「どないしてんー」と後ろから走ってきたベツの子に
「あのおばさんが写真撮ってるで」と告げてるのが聞こえました。
うっ、めっちゃ怪しかったかな。
べつにアンタらを撮るつもりじゃないんやけど・・・(^-^;)。
たまたまアンタらが勝手にアングルの中に入ってきただけなんやけど！？
でも小心者なのでそそくさと立ち去りました(泣)。
彼らの今夜の食卓で「そういえばヘンなおばさんが
オレらのこと写真撮ろうとしててんで」なんて話題がのぼるのかも、と
内心苦笑いせずにおれませんでした。

ここから現在の家までは１０分もかかりませんが、
ぶらぶら歩いて、ネットでチェックしていたお店でお昼を食べることに。

温カフェさん、可愛い雑貨も置いていて
ほっと和める空間です。
ここのお向いのもんじゃ焼きも、招き猫の暖簾がちょっと気になってるんですけどね(笑)

さて、我が家まではあと５分もかかりません。
すごく狭いエリアでの探検でしたが、３０数年の時間を遡って、
なかなか有意義なお散歩でした。

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