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カテゴリ:TV.映画.本.音楽
そろそろテレビ番組の改編シーズンです。
4~6月のドラマは次々終了しています。 今シーズン、あまりテレビドラマを見ませんでした。 火曜日10:00に『無理な恋愛』を見ていた程度で、 このチョイスがいかにも年寄りくさいです(笑)。 この『無理な恋愛』、まあいかにもマンガちっくというか オトナのメルヘンちっくにハッピーエンドに落ち着いたのですが、 まあ、それなりに元気をもらったような、甘酸っぱいような。 ドラマの前半で、ヒロインの夏川結衣がマチャアキのゴージャスなマンションに行ったときに言うんです。 20代の頃なら、こういうマンションを見たら、 いつか自分もこんなところに住んでやるんだ♪と思えただろうけれど 30代半ばの自分にとっては、もうこの先、こういうところに住むことはないんだろうなと思ってしまう、って。 それ、すごくわかる気がしたんです。 若いときは、ステキなものを見ると、無邪気に感激できたけれど、 ある程度先の見える年齢になってくると、ステキなものを目の当たりにしたときに 羨望とか嫉妬とか、そこまではいかなくても、 なんとなくわが身と照らして苦笑いしたくなるような気分になったりするもんです。 でも、そこでマチャアキが 「夢とか理想とかは、それによって自分がしあわせな気分になるためのもので 悲しい気分になるためのものじゃない」 っていうようなことを言うんです。 なんか痛いところをつかれた感じでした。 ヒロインにとってもその言葉は深く胸に刻まれたわけで、 結局その後いろいろあって、発奮して女優として成功のチャンスをつかんでいくんです。 まあ、現実は、ドラマのヒロインのようにはいかないんですが、 でも気の持ちようというイミでは、前述のマチャアキの言葉で この先の人生が随分しあわせになる可能性を秘めていると思うんですよねー。 ま、そんなこんなで、気楽に見ながらもどこか心の片隅に残るドラマでした。 で、この『無理な恋愛』が先週終わってしまったので、 今週の火曜日はヒマで、タイクツしのぎに9:00の『絶対彼氏』を見ました。 『無理な恋愛』が始まるまでの間、時々チラ見はしてたんですが、 速水もこみちがあまり好きではないのもあって、今まであんまりちゃんとは見てませんでした。 でも、マンガにありがちな感じでストーリーはあらかた察しがついていたし、 わたしの好きな(?)水嶋ヒロも出てるんで、最終回くらいは見てみるかという気になったのでした。 面白いように予想どおりの展開と結末でしたが、それでいてボロ泣きしてしまいました(^-^;)。 いや、このテの展開が好きだからこそ、ほとんど過たずに予測できたのかもしれませんが。 ロボットとかサイボーグとかにはもともと弱いんです。 ♪~顔も、足も、にん~げん~ だけど、やはり ロボットさ~ ロボットすすめ、スッタカタッタッタ~ こ~われるまっでの命~♪ ってご存知ですか? 昔の『鉄腕アトム』のED.『ロボットマーチ』です。 元気で明るい可愛らしい行進曲なんですが、 この歌詞を聞くたびに胸がキュッとしめつけられます。 1番で♪のまずくわず 働く 暑さ寒さ へいきさ♪ と歌いながら、3番では ♪こわいものは ないけど つらいときは 泣くのさ♪ キャシャーンもキカイダーも009も初期ライダーたちも、 みんなこの悲哀を抱えていました。 人ならぬ身の、熱い血の通わない、 それにもかかわらず人間以上に熱い思いを持った機械人形たち。 部品が壊れれば今日にでも命尽きるさだめ、 命永らえれば永遠に年をとることもなく、 かかわった人間たちの老いと死を繰り返し見送り続けるさだめ。 これには弱いんです。 なので『絶対彼氏』で、ナイトが壊れるにしろ壊れないにしろ、 切ない結末となることは目に見えていました。 このドラマを見ないようにしていたのは、それがわかっていたせいでもありますが ついつい最終回を見てしまったのは意思の弱さです(^-^;)。 でも、このテの話の常として、ロボットたちはやっぱり 「生まれてきてよかった」「出会えてよかった」と思って死んでゆくんです。 ロボットマーチだって、あっけらかんと明るいんです。 わたしはモノをよく擬人化してとらえてしまって、 パソコンやケータイなどの機械類はおろか、エンピツ一本にいたるまで 捨てるときに胸が痛んでしかたがないのですが、 幼児期にロボットもの、サイボーグものを浴びるほど見て、 本来命のないはずのものに命があり、心があると感じてしまっているせいかもしれません。 古いモノから新しいモノに乗り換えるときに、古いモノとの別れがつらくて 申し訳なくて、まるで親か子を捨てるような気分になるのです。 まあ、結局は生活の便宜上、新しくて使いやすいものに乗り換えてしまうんですけどね(^-^;)。 そにかく、そんなワケで、『絶対彼氏』にはマジでゲロ泣きだったわけです。 あとは、まだ年末まで続きますが、『篤姫』を見てます。 いやー、オイシすぎます、家定!! いかにも、ねらってるキャラ設定と演出なんですが、 見事に術中にハマってしまってる自分が悔しいです。 おそるべし堺雅人。 宮崎あおいちゃんも、なんだかんだいってもカンロク出てきてます。 天璋院篤姫といえば、わたしの中ではこれまで富士純子だったんで、 最初は戸惑いました。 まあ、フジの『大奥』では、菅野ちゃんが天璋院をやってて、 これもかなりいい線だったのですが、 『大奥』はなんとなくわたし的にはフィクションの位置づけだったので 歴史ドラマとしてはいまだに富士純子のイメージだったわけです。 でも、半年見てきて、あおいちゃんの篤姫にもすっかり慣れました。 稲森いづみも、『大奥』で浅野ゆう子が大当たりになった滝山を それなりに頑張ってるように思います。 本寿院の高畑さんも相変わらず飛ばしてるし(笑)。 高畑さんは若い時分から思いっきり飛ばしてくれるところが好きです(笑)。 というわけで、7月からは何を見ましょうかねー。 なにか面白いドラマがあるといいんですが。 あ、最近、嬉しかったのは、北極のアイスキャンデーのCMが復活してること。 ♪パパちゃん、お土産 「なんだい?」 北極のアイスキャンデー♪ ってやつです。 折角だから(?)、ペンギンちゃんの氷かきとか、るふるんるふるん雪ウサギとか 昔のCMがいっぱい見たいですわー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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