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2009年10月22日

全力少年

(8)

テーマ：中学生ママの日記(17700)

カテゴリ：子育て・中学校

陸上競技地区大会、はじめての４００m走、公式のトラック走もはじめてだった。次男（中２）は、ペースがつかめなかったという。そのためか、遅れをとってしまい、終盤のダッシュで２人抜き、なんとか３位入賞をはたせた。

私は、足は遅いし、スポーツで花形に立った経験がないので、体育会系の人間の気持ちがいま一つわからない所があるが・・・ラストで２人抜くってのは大変なことらしい。顧問の先生は涙が出るくらい感動したそうな。（と、後で聞いた）

と、ここまでは、いい話なのだが、彼の授業態度は・・・
よく寝る、教科書を机に出さない、と、ひどいもんらしい。

「そんなんでは、通知表に‘１’つけるよ！」　と　担任、

「つけられるもんなら、つけてみやがれ！　クソババア！！」と、次男。

今回、呼び出されはしなかったが、目上に対してのこの口のききよう。親は何を言われてもしかたがないと思ってはいるが・・・

他の所では、礼儀正しい子と言われたりもするんだよね。

将来の夢もできたし、少しは勉強しなきゃと思ったのか、先生に頼んで数学の補習を決めてきた。担任の受け持ち教科は数学なのだが、別の先生に・・・授業はいずれにしても、補修は真面目に取り組んでいる。

多分、彼は彼なりに自分にとっての‘先生’を求めているのだと思っている。そのせいか、

「口ばかりの大人」や

「脅して言う事をきかせようとする大人」

に、手厳しい。先生も大変だよね。

でも、彼に限らず、子供は、ちゃんとした「オトナ」を求めていると思っているし、ちゃんとした「オトナ」とちゃんと向き合ってもらって、叱られたいと思ってる気がする。

彼らにその意識はないのかもしれないけど、「オトナ」を試している・・・そんな気さえする。

・・・４００m走、彼には、入賞しなければならない理由があった。

当時、怪我で入院していた教頭先生のお見舞いに約束したらしい。教頭先生には、陸上で個人的に指導してもらったり、世話になっている。なにより、彼が慕う数少ない先生の１人。
「約束を果たすために」の走りが、感動のラストスパートだったのだろう。

多分、子供はそんなことを繰り返しながら、学び成長するのだ。

問題ばかり起こし、手を焼く次男だが、私にいろいろな事を教えてくれる。

時に、自分は「親」としてどうなのだろと不安になるが、とりあえず、「クソババア！」と呼ばれたことはないので、よしとしている。

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