|
テーマ:車に関するお話(10101)
カテゴリ:カテゴリ未分類
★DEH-970★や、★DEH-P01★の設定についてお悩みの方へ。
もちろん、カロッツェリアだけではないのですが、このへんの価格帯の機種になると、 ・デジタルクロスオーバー ・タイムアライメント ・イコライザ の設定が複雑になってきて、設定の方法によってはむっちゃくちゃになってしまう可能性があります。 メーカーさんは、わざわざマイクをつけて「オートタイムアライメント」「オートイコライザ」などをつけてはくれますが、自動車内のオーディオではまったく見当違いの数値を導き出すことが少なくありません。 そんなわけで、手動による設定方法を、私なりの方法で、ご案内しておきます。 ツイーター、ドアスピーカー、サブウーファーの3WAY構成。または、スコーカーを追加した、4WAY構成。 最低限のデッドニングや外部アンプ化などは済んでいるとして考えます。 もちろん配線がダメとかノイズがとかは別問題です。 この辺が終わっていないなら、設定がどうこうよりも先にインストールをやりましょう。 まず、すべての数値をリセットします。 ネットワークの設定は、鳴らすスピーカーユニットによりますが、3WAYの場合にはツイータードアスピーカー間は3.5~5KHzの間。 ドアスピーカーサブウーファー間は60~80Hzの間で設定します。 スコーカーが入る構成の場合は、ツイータースコーカー間を7~4KHz。 スコーカードアスピーカー間を、150Hz~500Hzで。 いづれも24db/octのクロスに設定します。 この設定でも音質が壊れないのが、970、P01の最大の強みでもあります。 24dBクロスというのは、位相がズレズレになりやすいカーオーディオにおいて非常に効果的な設定です。 パッシブで組もうとすると素子数が膨大になり金額もそうとう高額になります。1chあたり1万円はくだらないです。6ch分作ったら6万円は逝きますね。しかも探りながらになるので、無駄な素子なども考えると10万円は考えないといけません。 それが、気軽にちょちょいとできるのが970.P01の利点です。 思う存分-24dB/octでクロス切っちゃいましょう。 仮に、TWドア間を4KHz-24dB/octとして、ドアサブウーファー間を70Hzとしましょう。 たぶんこんなもんです。多少変えて、多少よくなったり悪くなったりはするでしょうが、誤差と呼べる範囲でしょう。それくらいの気持ちでどんどんやっちゃいます。 ちなみに、どうにもダメな場合、向きが悪いというのが往々にしてあります。 特にツイーターの向きについては、センター向けたほうがいいのか、運転席助手席間がいいのか、運転席にむけたほうがいいのか、好みがあるのでいろいろ試しましょう。 つづいて、タイムアライメントの設定です。 まずは運転席のレールを一番後ろに下げましょう。 チャンネルバランスで、左、もしくは、右に全部振って、片方からしか音が聞こえない状態にします。 タイムアライメント設定から、音の出ている側のツイーターの数値を1段階づついじっていって、ドアスピーカーの高音がダッシュボードより上にひっぱられるような位置に設定します。 片方はゼロ固定です。 この際、クロスポイントも3Kから5Kにしてみたり、調整してみるといいですね。 仮に、TWが+10cmで、ドアが0cmでOKとしましょう。これをメモします。 つづいて、チャンネルバランスをセンターにもどして、ネットワークの設定から、TWだけ音が出るようにして、ドアウーファーをATTにして消音します。 タイムアライメント設定から、TWの数値を、片方ゼロ固定にして、もう片方を1段階ずついじっていきます。 ツイーターの位置がセンターに来るように設定します。 仮に、左30cm、右0cmだったとします。 すると、ツイータードアウーファー間は10cmの差が必要で、左右の間は30cm必要ということになりますので、上の例だと 左ツイーター:40cm 右ツイーター:10cm 左ドア:30cm 右ドア:0cm となります。 これで、ATTを切って音だしして見ましょう。 ダッシュボードの上、しかもセンターに、はっきりと音像が見えるのではないでしょうか。 そこから好みにあわせて、数段階ずつ設定をいじって好みの形にします。 スコーカーがはいっても基本は同じです。上中下で距離を設定し、左右で距離を出し、全ch設定をします。 結構適当にやっても、音像がズバッとでてくるので、多少の誤差はどうってことありません。 音像みえてから、微調整すればいいです。 サブウーファーのタイムアライメントですが、、、、 正常な距離とは思えないような位置で合ったりします。 低音は指向性がないので回り込みます。たった1m先にあるのに、250cmとか設定してぴたっとあうときもあるので、フロントの設定が終わったら、1mくらいから最大まで移動させて、いいかなーと思うあたりで微調整すればいいです。 その後にゲイン調整します。 音質重視なら、ドアスピーカーを最大音量とし、定位を持ち上げる程度にツイーターを鳴らし、底を作るためにサブウーファーをほんのりひかえめに鳴らします。 スピーカーによってはそうでない場合もありますが、とりあえずフラットに聞こえるように設定しましょう。 まずは、アンプのゲインを最低に下げて(0.25V~5Vなどの表示では5Vが最低)から、ヘッドユニットのボリュームを8割まであげます。 この時点で悲鳴を上げるようなスピーカーや、ノイズが載るようなヘッドユニットでしたら7割とか6割とかにさげてもいいです。970やP01は8割でOKです。 つづいて、ドアのゲインを上げます。ドアが悲鳴をあげる寸前まで上げます。 途中「バリっ」とか「プチ」とか「ぽこん」とか聞こえたら下げてください。即座にやめてください。ナニカが限界です。 また、ビビりなどがでる状態ではまともに音楽は聴けませんので、デッドニングなどが不完全な場合はそこそこでやめましょう。 つまり良い機材で、きちんとインストールしてあれば、クリアに且つでかい音が設定できるわけです。 音の基本はドアスピーカーですから。 ドアスピーカーのゲインが設定できたら、ツイーターのゲインですね。 今度は運転席に座って聞きながら、いいかんじになるゲインにします。 座ったり下りたり大変ですね^^; 基本は、スピーカーの位置がわからなくなって、音像が浮かび上がるところを探します。 同じくサブウーファーのゲインも調整します。 基本は、サブウーファーの位置がわからず、フロントとなじみ、でも、底を支えるような低音がでるのがよいです。 ここまでやると、初期数値とはもはや別次元の良さになります。 最初に書いた、左だったり右だったり、どちらをプラスにするか、 また、インストールの状態に合わせてゲインを設定したり、 音質向上はまだまだやれることがありますが、とりあえずはここまでは基本として理解指定医と思います。 イコライザは? って? いらないです。 今の音が、貴方が選んだスピーカーの音であり、今のシステムの音なんです。 ピークがあったとして、EQを下げる? ディップがあったとして、EQをあげる? 車室内は反射音だらけで、ピークディップってレベルじゃねーぞってことです。 多少1つ2つレベルをあげさげして、音が良くなったと思うなら、やっていいと思いますが、激的変化はないです。 ハイアガリでも、ベース爆音でも、聞こえない音が合っても、それがそのシステムの音だと割り切っちゃったほうがいいと思います。 これらの設定を完了したら、数値のメモをとって、一度オートTAEQやってみてください。 どっちがいい音でしょうか。 オート機能の衝撃の結果をお楽しみください(笑) ★DEH-970★や、★DEH-P01★、超おすすめです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|