＊Mfree＆よんは's　Room＊

よんはの家には行かなかったけれど…


最寄の「高速バスターミナル駅」が乗換駅だったこともあり
ついでだからみたいな感じで
「ソウル聖母病院」へ行った。


ソウル聖母病院　国際診療センター
ソウル市瑞草区盤浦洞505


そう、あくまでもついでに行ったニュアンス。
（ついでっていう表現も、正直失礼なんだけれど）


わざわざ行くなんて、そんなことしなくても。


って思ったけれど
近くにキムズクラブがあるし
もしかしたら行くかもとか思って
場所だけ調べておいたんだけれど。


よんはが運ばれた入口とか、細かいこと
これまた調べればわかるのに、なーんも調べず
むしろ調べず
「ソウル聖母病院」っていう事だけを知っておいた。





2010年6月30日
よんはは、ココに運ばれた。


お葬式などに来られた方々は、ココに来たのね。
ココで皆、泣いていたんだ。


あの日の自分を思い出した。


朝8時過ぎ、知人の電話で知った。
知人が「よんは何やってるの～！」って
泣き声で怒っていてたこと、すんごい憶えている。
私も最初、悲しみより怒り爆発だったから。


あ、そういえばその日
早退させてもらったことなんて思い出した。


私、普通でいなきゃって平常心を保とうと必死だったけれど
意外とダメだった、しばらくは。


仕事している時に時折思い出して
いけない、いけない
涙なんか流している場合じゃないとか思ったこと
一度や二度じゃない。


私は、普段のよんはを知りたい気持ちが
あんまりないというか、薄い気がする。
それは作品を大切にしたいという思いだと思っていたけれど
じつは現実に目を向けたくない気持ちがあるってこと
気付いていたけれど、認めたくない私。


この病院に行けたのは夜だったし
なんか長くいる所では無い気がして
写真もこの1枚しかとらなかった。


っていうか本当は
写真なんか撮る気分じゃなくて
一緒に行った相方が撮ったんだけれどね。


病院と駅をつないでいる歩道橋にいて
そこから見える夜景を見渡していた。
変なんけれど、なんで来ちゃったんだろうって思った。
死を認めたくなく、お墓だけで十分だなんて思っていた私が。


きっと意味は無い
よんはの存在ってものだけ
それだけかみしめて、帰ってきた。