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テーマ:家を建てたい!(9916)
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建売や売り建て形式などの契約でしっかりした設計図がもらえないことがあると思います。
建築確認申請中であれば指導により変更がある可能性があることと、建築予算を確定させている為、コストバランスを図ることもあり一般図(仕上表、配置、平面、立面、断面)程度しかもらっていないままとなるケース。 本来、設計図書には特記仕様書があり、その一般事項には施工基準優先順位に示される図書が書かれています。 それは設計図には表しきれない内容や品質管理について明記されており、設計図を補完する役割があるためです。 ですから標準仕様は品質に関わることの一般的事項なので設計図以上に押さえておきたいもの。 施工会社独自のモノもありますが、それは特記と考え、一般標準仕様として採用しているものを確認してみてください。 そこでもし「ない」もしくは「わからない」となった場合ですが・・ 建築確認申請は出しているハズですので・・(公庫融資対象建売住宅確認ならなおさら) 「建築基準法の内容に基づいているとされた住宅金融公庫監査の工事共通仕様書と考えてよいか」 と聞いてみてください。 その種類は 木造住宅工事仕様書(解説付)(H17改訂) 木造住宅工事仕様書(北海道版)(H17改訂) 木造住宅工事共通仕様書(北陸版)(H14) 枠組住宅工事仕様書(解説付)(H17改訂) 枠組住宅工事仕様書(北海道版)(H17改訂) 北米型枠組住宅特記仕様書(H16) 丸太組構法工事共通仕様書(H15改訂)(第2版) 鉄筋・鉄骨住宅工事仕様書(H17改訂) などあります。(地域分けがありますので注意してくださいね) また10年保証などで採用する場合は採用先の基準を見ます。 例えば(財)住宅保証機構の10年保証に関係するならば性能保証住宅設計施工基準があります。 そこには2. 標準仕様として・・ 「性能保証住宅標準仕様」は、設計施工基準の具体的な解説以外に、標準的で推奨する仕様を参考として示したものです。 参考図、用語の解説、施工上の留意点等も記載しています。 なお、標準仕様に示していない部位等については住宅金融公庫監査工事共通仕様書を参考にしてください。 と書いてあります。 そこでも住宅金融公庫監査工事共通仕様書にいきつくわけです。。 JIOなら設計図書がきっちりあった上でJIOの設計施工基準に照らし合わせます。 現場管理のマネをしてみたくなったら・・にも書きましたが 設計事務所がついていれば国土交通省大臣官房官庁営繕部監修「公共建築工事標準仕様書(平成16年版 建築工事編)」(社)公共建築協会を採用することがあります。「建築工事監理指針(平成16年版 上巻)」は更に詳しいですd(^^)! また建築基準法を読み込めば告示から鉄筋コンクリートに関しては「建築工事標準仕様書・同解説(JASS5 1991)」を参照することにいきつきます。 施工会社を疑うわけではありません。 10年保証とは言いますが10年以上住む大切なお家、 何に則って工事がされているか押さえておくことは長寿命化への道しるべとなります。 ぜひ標準仕様書を手繰ってみてくださいd(^^) 追伸:端的に不安や問題点を追求したい場合は 「この状態が一般的で許容範囲だという資料を提示してください。」と言ってみてください。 提示できないなら事象にあわせた標準仕様書どおりに直してもらいましょうd(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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