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一日一読/象徴的貧困への挑戦

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2007.03.13
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 読むのは数回目になる。先週末、島原半島へ出かけてきた。旅行をする際には極力「街道を行くシリーズ」の中の該当する本を読んでから訪れるようにしている。今回も同様。興味のある町は、口之津、加津佐。口之津は三池炭鉱の石炭積出港として明治時代に栄えた町である。加津佐は、天応の少年使節がローマ法王に謁見した後帰ってきた町として有名だが、その雰囲気を伝えるものは何も残っていない。
 島原・天草は切支丹弾圧の見本のような地域である。人間がこれほど残虐なものかと絶望させられるような拷問と残忍な処刑が行なわれた。島原の乱の後はことごとく住民を処刑し、一時島原半島から人がいなくなった。凄まじい。そのため幕府は各地から移住者を入れた。島原の手延べ素麺は小豆島からの移住者が伝えたものである。
 江戸時代のような剥き出しの暴力を権力者が行使することは少なくなったが、21世紀の今でも形を変えた残忍な権力行使は横行している。それをチェックするのが「法の支配」だが、日本では「法令遵守」というような瑣末な法治主義に終始し、正義が実現されることがない。大人の世界こそ「いじめの構造」で成り立っているからだ。果たして、賢い市民はいつ生まれるのであろうか。そんなことを考えながら、口之津港のフェリーが見える食堂でチャンポンを食した。

●島原半島の旅  http://www1.cnc.jp/mgsclub/railway269.htm

 
司馬遼太郎「天草・島原」.jpg






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最終更新日  2007.03.14 19:34:09
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