カテゴリ:ケータイ小説
私はリクルート事件の時も、関係者でした。当時17歳の私は高卒内定者としてあの事件の日を迎えたのです。憧れの人の逮捕は衝撃でした。だけど、私はリクルートに入社しました。リクルートが大好きだったし、いい会社だと思ったからです。私が退社後、リクルートはダイエーの傘下に入りました。でも、リクルートはリクルートのよいところを持ったまま、今に至ります。
今のニュースを見ると、あの日の再来のように思えて、つらいです。 今回の逮捕は「風説の流布」ということだけのはずなのに、なぜか、 「実体のない会社」 と言われていることが、哀しい。 リクルートも若い会社だったのでほんとに余計なこといろいろ言われたので、ライブドアの社員さんのお気持ちはいま、どんな感じなのかと思うと、つらいです。 ライブドアに実体はあります。 社員のかたがたが毎日本当に一所懸命働いていて、前向きで、より良い仕事をしようとがんばってらっしゃるのを見たことがある人はあまりいないのではないでしょうか。ひとりひとりが起業家魂を持っていました。ライブドアは個人事業主の集団のように見えました。素晴らしい社風だと感じました。 私のケータイライブドア小説「LOVE※」は、担当してくださったライブドアモバイルの方々あってこその人気だったのです。みなさんがそれぞれ、LOVE※が1つでもアクセスが増えるためにどうしたらいいかを考えてくれて、そして私たちを驚かせるための仕掛けもたくさんしてくださいました。 ・自分の名前が小説に登場するオークションの開催 ・小説の中の歌詞が、着うた配信になる(すごいアクセスでした!) ・ボイスノベルとしても配信 などなど……。 手間がかかるでしょうに、次々と新しい企画を産み出し、新たな小説表現の形を、一緒に模索してくださったのです。そして立ち上がったばかりの「ケータイライブドア小説」の今後についても、熱く語ってくださいました。今まで小説の担当をされたことはない方々が、私たち作家の将来についても、真剣に考えてくださっているんです。そして、読者のかたがたと一緒になって盛り上がりたい、と燃えてくださっていました。ライブドアの社員の方々がいたからこそ、LOVE※は大成功したのです。今でもファンレターが来ます。今日来たファンレターには「最高、感動、感激」と書かれていました。 上のかたがされたことについては、私は何もわからないので何も言えません。 でも私はライブドアの社員の方々を尊敬しています。 小説のためにどれだけの労力をかけてくださったかを、知ってます。 私の知るかぎり、ライブドアには中味も実体もあります。 リクルート事件のとき、17歳の私には、見えていました。 なんかニュースがいろいろ言ってるけど、この会社自体は、悪い会社じゃないってことが。それは間違ってなかったことに誇りを持っています。 そして今、学生達に「私はリクルートの社員だったんだよ」というと、みんな、本気でうらやましがりますよ。時代は変わったものだと思うと同時に、本当に強い会社は残っていくのだとも感じています。 どこの学校かは書きませんが、私は昨年、とある中学の学園祭に行きました。将来の夢をみんなが書いていましたが、驚くべきことに野球選手や弁護士などに混じって、 「社長になりたい」 という人がかなりいたんですよ。なかには堀江社長の顔写真を貼っている子もいました。 15歳の少年達にとって、憧れの存在であった堀江さん。 堀江さんの逮捕を、社長になりたいと思っていた子ども達はどう見ているでしょうか。「やっぱ社長になるのはやめた」と思うでしょうか? 子ども達はね、案外、真実を見抜いているのではないでしょうか。 17歳当時の私のように「なんかニュースでは何もかも叩いているけど、本当はこの会社、いい会社なんじゃないのかな」と感じる子どもがいてくれるとうれしいな、そう願っています。 そしてケータイライブドア小説のパワーを消したくないと思っています。 ケータイライブドアでは現在、枡野浩一さんと佐々木あららさんの連載小説「短歌なふたり」を掲載しています。LOVE※も、まだ読めます。 よかったら、のぞいてみてください。 http://micamica.net (≧∇≦)あ! そうそう、今日の「SPA!」81Pでカラーインタビューされてますが、これがまたあまりにもタイムリーなんですが「LOVE※」のことなんです。 よかったらみてくださいね(≧∇≦)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月25日 17時56分12秒
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