カテゴリ:社会のできごと
警官に殴られた高校生の母親が「事実と違うニュースが流れている」と抗議したそうです。
私もオットに殴られていた人間なので、暴力については絶対反対の立場です。 では今回の事件は高校生を気の毒に思うかというと、それは違う。 「公共交通機関の中で、武器に酷似する物を取り出し、それを周囲に見せつけること」 それは、すでに、暴力的行為です。 非情に暴力的です。 車中にいた人が感じた不安について察してほしいと思います。 みなさんは暴力について、殴る蹴るのみが暴力だと認識しているひとがとても多いでしょうけれどDVにおいて、暴力の範囲はもっと広いものです。 たとえば、妻に自由になるお金を持たせないということは「経済的暴力」ですし、 妻の人間関係を制限することは「社会的暴力」です。 罵詈雑言、それから脅しなどの言動も、もちろん暴力です。 無視も、暴力的行為です。 そのほかの暴力的行為はこちら。 だいたい、高校生がどうして通学カバンにライター、しかも拳銃型ライターを持っているのでしょう? 事情が全然わからないのでなんともいえないのですが、文化祭シーズンなので劇にでも使うということだったんでしょうか? 私がもしこの高校生の母親だったら、記事に反論するよりも先に、世間に対して、 息子が危険物を車内に持ち込み、乗客の方々にご迷惑をおかけしてしまったことをお詫びしますが・・・。 だいたい世の中、なぜこんなに拳銃類似品が出回っているのでしょう? 娘が通う学童クラブも、水鉄砲遊びをしていますが、それが拳銃型で、哀しいです。 今はフルーツとかいろんな形の水鉄砲があるのだからそちらを使ってほしいです。 本当の拳銃にそっくりな商品もあるらしいですし、ややこしいので、拳銃類似品についても今後、ある程度の所持規制をかけていただきたいです。 そうでないと、ごく普通に電車に乗っている人が、拳銃にそっくりな品をいきなり突き出される可能性が今後もゼロではないということになります。 男子高校生は、果たして電車に乗っていた人達の不快感を、理解していたのでしょうか・・・。 殴ってしまった警察官はもちろんとてもいけないことをしたと思うし、二度とそのようなことはしてはいただきたくないですが、その男子高校生もしくは拳銃類似品所持者についても、周囲に見知らぬ人がいる時には二度と、拳銃類似品を出していただきたくはありません。 先日「脳内汚染」という本を読みました。 ゲームで銃を撃ちなれているので、本物の銃を撃たせてもオソロシイほど命中してしまう子どもたちの話が乗っていました。 こういう状況は、あまり好きではありません。 社会から銃をなるべく遠ざけたいので、今回の事件、どんな事情で拳銃類似品を持っていたとしても、この高校生も、してはいけないことをしたのだと思っています(ただし、だからといって殴られていいわけではありません)。 ついでに書くと、先日は、娘の隣の男性は、電車内だというのにカップ酒をあおっていました。 車内での飲酒行為も個人的に望んでいる、車内での阻止したい事柄のひとつです。 だんだん電車が安全でなくなってしまうのは、困りますね・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月06日 23時33分59秒
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