カテゴリ:つぶやき
何年間も願っていたことがありました。
それは林真理子さんの講演を聞いてみたい、ということ。 うわさではとても素晴らしいものだということでしたし、私自身林さんの愛読者です。 機会があればぜひ、という気持ちは自分が講演活動をするようになってなお募っていました。 同じ山梨県出身ということもあり、本当に憧れの作家さんなのです。 作家として講演しつつも、先をゆくかたがたがどのようにお話されているかをあまりしらないままというのもおかしな話だと思っていましたし。 でもお忙しいのか、あまり都内での講演はありません。いつか必ずという思いを抱いてはいたのですが。 そんな話を知り合いのコウダエミさんに打ち明けたらある日彼女からメールが届きました。 「今度林さんの講演がありますよ!」 ちゃんと私の願いをおぼえていてくださって、さすがコーチングをされているかただと思い、本当に感謝しつつ、今回、見事にそれに当選して(抽選制だったの。満員の場内を見て、私を当ててくださってほんとにありがとうございます!と天にお礼を言いましたよ)拝聴させていただきました。 講演のテーマは「小説を書く時間」。私にとってなによりのテーマだったのです。デビューからこんにちまでのいろんなことを伺うことができました。楽しく暖かくまさしくハートフルで知的で前向きで・・・あっというまでした。講演とはこうするのよ、と教えていただけた気がしました。心底尊敬して帰ってきました。 場内は30代女性らしき美しいかたがたで満員でした。 そんなかたがたに向けて林さんがおっしゃったのは、 「40代になったらおいしいものは自分のお金で払いたい。おごるとまではいかなくても割り勘する余裕を持ちたい」 というようなこと。 場内、深くうなずく女性が大勢で、これまた感動しました。 みなさんとても意識が高いかたがただと思いました。 私の知ってるかたのなかには、40代になろうとしているのに、 おごってもらえるチャンスをうかがってばかりいる、あさましい、言葉は悪いけれど「たかり」のような方もいます。会社であれ、年上の男性であれ、または隙さえあれば年下の私にまで「ご馳走」してもらおうと近づき、奢ってもらうと「ラッキー!」と喜び、自分では何のお返しもしない・・・。 バブルの頃に奢ってもらった癖が抜けないのよと言い訳していますが、つまりは生きる志が低いのでしょう。ほかの同世代の皆さんは「自分のお財布を開く女でいたい」と思っているかたも大勢いるのですから。やはりお財布を開ける女性はかっこいいなあと林さんのお話をきいてつくづく思いました。 まあ、私のように財布を開きすぎて美男子にご馳走しちゃうのは、ちょいと行き過ぎですけどね(≧∇≦)エヘ♪ でも年下の人に時にはおごってあげる余裕を持っているほうが40代としてステキだと思うんです。 いつかは自分が「奢る側」にまわるんだってことは、認識しておきたいですよね。 40代になろうとしているのに、御馳走になっちゃった♪ ことばかり吹聴するのは、美しいことではないでしょう。こうしたかたは、50代60代になったらどうするのだろう? と考えてしまいます。たとえ奢っていただいたとしても、ただ単に「ラッキー♪」ではなく、おごってくださった方への感謝や御恩返しを忘れない40代に、私はなりたいと改めて思いました。 林さん自薦短編集「はじめての文学」が10月15日に発売になるようで、とても楽しみにしています。 この次は瀬戸内寂聴さんの講演を聴きに行きたいです。以前落合恵子さんの講演を聴いたことがありますが、ほんとうにほんとうに素晴らしかったです。また行きたいです。 私もいつかああいう講演をやりたいな、と思いながら帰ってきたら、講演依頼のメールがきていました。 すごい偶然ですけれど、これは偶然ではなくシンクロニシティだと受け止め、今日学ばせていただいたことを胸に、私なりにお話させていただこうと思っております(≧∇≦)。 そんな私は今日は書店まわり、明日からは長編執筆です。 この本の書店まわりですよ♪ 9/20発売! 短編集「男はときどき買えばいい」(マガジンハウス) 詳しいあらすじはこちらをどうぞ。 アイドルとヲタファンの魂が入れ替わる! 「ラブリバ♂⇔♀」(ゴマブックス)9/15 2冊組で緊急発売!!! (♂編は尾谷幸憲さん執筆です) 3話ぶん、PCで無料で読めます 内藤みかケータイHPはこちら! http://micamica.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月21日 10時00分09秒
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