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作家・内藤みかのメインブログ ~電子書籍などの新しいコト〜

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2014年05月19日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
私は以前からツイッターでたびたび組体操は何か事故が起きたら、首や頭などを痛める可能性があり、半身不随になるような重大事故も何件も起きているため、運動会で全員に強制してやらせるべきではない、と訴えてきました。

過去ログこちら。


私の子どもの運動会も小学生の時は組体操がありました(今通っている私立校では組体操はないです。私立は組体操をあまりしないのかしら)。
娘の友だちは、練習中にピラミッドのてっぺんから落ちて歯根から血を流しました。
その後、そのお子さんの歯がどうなったかはしらないんですが、歯が折れる事故も組体操では起きています。

組体操による重大事故(死亡事故含む)リスト

また運動会当日は、急に雨が降ってきて、競技は中断、帰宅することになりました。
しかし突然アナウンスがあり「せっかく練習してきたので最後に組体操だけは披露します」と言われ、唖然としました。

雨の中、足を滑らせながら技をよろよろと続ける子ども達……。
その時の記憶が私にはほとんどありません。
信じられない思いでいっぱいだったのと、娘に何かあったらすぐ駆けつけられるようスタンバって張りつめていたんだと思います。
結論からいえば何とか競技は誰ひとり落下することなく終わりましたが、
親として生きた心地がしませんでした。

なぜあんな危険なものを子ども達に全員強制させているのだろう。
あのとき感じたイヤーな思いが消えずにいました。

事故が多発しているのに事前にそれを保護者や生徒に伝えない学校。
事故がもし起きたらどういう補償があるのかというような説明もない学校。
子ども達が拒否をすることもできない全員参加という強制。
ヘルメットもかぶらず、下にマットも敷かれていないなかでの危険なピラミッド。
なぜあのような、さあ事故どうぞみたいな環境を子ども達に与えて平気でいられるのでしょう。
危ないから子どもにやらせたくないといえばモンスターペアレント扱い、
怖いからやりたくないと子どもがいえば、危ないことを遠ざけてばかりいたら、へんな大人になっちゃうぞという妙な脅し。

何かが変です。
落下したら命すら危ないような状況だと判断できている子どものほうが正しい(危機管理ができている)のに、みんながやってるから、毎年の伝統だから、と子どもの逃げ腰にカツを入れるおかしな人達がいます。先生が受け止めるから落ちても大丈夫だとかいいながら、先生がキャッチできない方向に子どもが落ちて、大事故になっているケースが多発しています。先生の守備範囲を考えたら当然の結果です。キャッチできないエリアがあるのに「先生がキャッチするから大丈夫」だというのは大変な無責任です。ほんとうは受け止めきれないところがあるのに子どもに嘘をついてまで組体操をさせているのはなでしょうか。危険行為を子どもに強制するのは、それは、命綱なしにビルの窓ふきを強風の中しろと強要しているのと変わりません。生徒への虐待だと私は感じています。

先日学校リスクを研究している名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授 内田良先生が
組体操の危険をツイッターで訴えてらして思わずそのとおり!とリプしていたら

トゥギャッターでまとめられ

さらに内田さんの手によって記事になり、一時はヤフーのトップニュースになってました(≧∇≦;

テレビ番組でも早速取り上げられたりなんだかすごいことになってます(≧∇≦;;;

組体操は学習指導要綱に記載がない事柄であるにも関わらず
年間6000件超の事故が起きています。


最近は10段ピラミッドが人気らしいですが、
アップされていた動画を観るとてっぺんに立っている子が一瞬後ろに落ちそうになっていて
ものすごく怖いです。
日本人が「感動した」とコメントしていますが外国人が「なんて危ないんだ、子どもなのに」と心配を書き込んでいます。日本初の10段などと書いてますが、偉業より何より果たして子どもの安全は守られているのでしょうか。

私が危険だと感じたのは娘の最後の組体操の日だったので、私から行動を起こす必要はなくなりました。周囲のお母さんからは「内申点が怖いので学校に逆らえない」「組体操をやらせたいお母さんも多く意見がまとまらない」などの声を聞きますね。親からは組体操やめてくださいとはなかなか言えません。あと私の個人的感覚ですがPTAの上の人達は組体操歓迎派が多い気がしてなりません。
だから内田さんのこの提言に本当に感謝しています。
ずっとひとりでもんもんと不服に感じていたことをはっきりと専門家が危険だと言ってくださり、そしてSNSなどで多くのかたが、確かに危ない、と同意してくださっている。
正直、胸がすく思いです。


一部の人は「そんなこと言うなら水泳もマラソンもなにもかも中止で何もできなくなるじゃないか」と言いますが、そういうかたは、ご自分のお子さんが重大な事故の被害に遭っても同じことがいえるでしょうか。
脊髄損傷の危険をおかさなくても、皆の心をひとつにできる競技はいっぱいあるはずです。
そもそも組体操の存在が危険ではないかということを検討してみる必要があるというだけで、
他の競技を中止にするべきかどうかなんてことは何も言っていないのです。


組体操の怖いところは個人競技ではなく団体競技であること。
誰かがグラついたら、どんなに自分がしっかりしていたって落下の危険があるのです。
場合によっては圧死の危険もあります(事実圧死事件は起きています)。

また、平成20年には子どもを親の自転車に載せる際にはヘルメットを着用することが努力義務となりました。(道路交通法 第63条の10)

また、労働安全衛生規則の第五百十八条-第五百三十九条に墜落、飛来崩壊等による危険の防止が記載されていますが、こちらでは2メートルを超える高さの時は、安全な囲いや作業用床の準備等をしなくてはならない、保護帽(ヘルメットなど)の着用をしなくてはならない、と明記されています。

人間ピラミッドは明らかに2メートルを超える高さでの強制作業となります。ノーヘルです。
これは子どもの安全を守ることを学校側が怠っているといっても間違いではないのです。
他の球技等と比べてどれほどの危険に子どもが晒されているか、本当に子どもを思う人ならば、気づいていただけるのではないかと思うのですが…。


私は子どもにとって危険なことをすべて避けてきているわけではありません。
子どもたちはドッジボールですりむいて帰ってくることもあります。
サッカーをしていて足首をひねったこともあります。
でもそれはある程度自己責任だと思うし、普通に遊んでいたらこのくらいのケガはあるでしょう。
でも組体操は違う。その子の一生がどうにかなってしまうかもしれないんです。
土台の子が何らかの拍子にぐらついたら落下してしまうんです。それは我が子の自己責任ではありません。
それは親として「やらせたくないですそんなこと」と言ってもいいレベルだと思います。


組体操も、自分の責任ではないところで危険が起きます。
今のお子さんたちは弱い子は本当に弱いです。
人間ピラミッドもグラグラでフラフラの踏み台になっていることがあります。
いくら自分の子がしっかりしていてもそれだけでは安全ではない。それが怖いです。
私はやらせるべきではないと思っています。

組体操もナイトソロも全員強制ではなく、賛同し、やりたいお子さんだけが参加するのがいいんじゃないでしょうか。少なくとも私は、私の子どもに組体操をさせたくて学校に行かせているわけではありません。

今いちど、組体操は本当にやるべき競技なのか、なんのためにやっているのか、嫌がっている子どもは拒否することができないままでいいのか、そしてこんなにも重大事故が多発しているのにそれでもやり続けなくてはいけないのはなぜか、考えていただきたいです。

「組体操ぐらいで何ガタガタ言ってるんだ」というご意見があるようですが、まさにそれです。
「組体操ぐらいのことで自分の子どもが重大事故の被害に遭うのはご勘弁願いたい」ってことです。


ツイッターなど見ていると、実際に骨折をしたかたの経験談が多くのっていて、そういうかたのほとんどはご自身の味わった恐怖から「やるべきではない」と言ってくださっています。こういうことも、SNSがあるからこそ、声が集まり、力になっていっているのだと思い、心強く思っています。数多くの負傷者を出しているこの競技が一刻も早く運動会の全員強制種目からなくなってくれることを願うばかりです。

組体操は恐ろしいことに、例え前年に事故が起きても翌年も実施する学校が少なくないようです。
なぜなのだろうと自分なりに考えてみました。
すると犠牲者があっても祭りを続ける諏訪の御柱際や大阪のだんじり祭りが浮かびました。
地域社会が崩壊しつつある今、運動会は地域の「祭り」と化していて、組体操がそのクライマックスだとしたら説明がつく気がしました。組体操をしたことが、若者の通過儀礼になっているのではないか、と……。これは文化人類学を専攻した私の、想像でしかありませんが。


運動会シーズンです。
何事もなく全ての運動会が終了することを願うばかりです。

私の子どもたちは組体操で幸いにもケガを免れましたが、息子は、某私立中で、体育祭の後に居残り学習をさせられ(その日は真夏日)、脱水症状を起こしたことがあります。子どもの体調を第一に考えられない先生が増えているのは、とても悲しいことですね。

学校に親が意見を言うのは本当に勇気と根性が必要です。
私は息子が担任からいじめられ何度も学校と話し合ったけど結局退学を選びました。そのとき「学校に文句あるならやめればいい」と言われましたよ。学校にはそういう恐ろしい一面があるので意見を言うのに躊躇する親御さんが大勢いるのはよくわかります。

書けば書くほど
「組体操に文句言う親が悪い」とか
「基礎体力がない子どもが悪い」とか
悪者探しをするかたがいて、とても残念に思います。
私は誰かと論争をする気はありません。

でも「誰が悪い」ではなく、
「組体操は間違っているのではないだろうか」という「本題」のほうと向き合っていただきたい、そう願っています。

(今までもそうでしたが、私は自分のブログを時々書き足したりします。より読みやすくするようちょこちょこ変えることもありますがご了承クダサイ)


私が息子の学校と闘った記録→

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最終更新日  2014年06月01日 22時44分55秒


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