パートナーの法則を知っていますか。
昨日「1時間の仕事を20分で終わらせる」という本を読みました。もちろん理由は1時間の仕事を20分で終わらせたいからです(≧∇≦)笑。そこに「パートナーの法則」というものがありまして、非常に感銘を受けました。組むのなら、自分より優れた相手を選ばなくてはならないというのです。なぜならば、8の力の人が6の力の人と組んだら、14になるかというとそうではないというのです。12以下になるというのです。なぜならば、6の人に足を引っ張られ、足並みを合わせなくてはならないので8の力を出せないからなのだそうです。6の人のケアをしたり、ミスのフォローをする時間にエネルギーをとられてしまうからなんですって。仕事をラクにしようと思って人と組んだはずなのに、かえって自分の時間を取られてしまう形になるというのです。これ、8と6ならまだなんか数字の開きがわからないかもしれませんが、これが仮に、8と2の人だったらどうですか、ほんらい10になるはずの力が、4以下になるってことです。空恐ろしいですよね。私も似たような体験をしたことがありますよ。お仕事をお願いしたところ、「どうしてもその作業が必要ですか?」「どうしてその作業をしなくてはならないのですか?」などと次々と疑問を投げかけられてしまったことが。自分の頭ではうまくいくだろうと信じてはいるけれど、もちろんその確証はありません。将棋の十手先くらいまで読んで作業をお願いしているときがあります。でも詰め将棋ができない人だと次の一手さえできないわけだから「こうなるとこうなるでしょ、そうするとこうなるんです」と説明を延々としなくてはならないわけです。さらにその説明をしても、「そんなことうまくいくんですか?」「別にやらなくてもいいじゃないですか」と納得してもらえず、結局「じゃあ、やらなくていいです。私がやりますから」と引き下がったこともあったりして……。その人にはちゃんと手間賃が入るのです。複雑なことではないのです。単純作業です。ぶっちゃけ誰でもできます。だけどその作業をしたくないからなのか、それとも討論しているつもりだったのかもしれません。でも私がしていたことは、子どもに算数を教えているような感覚でしかなかったので、お互いのその30分に対する認識はかなりかけ離れていたかもしれません。ただ言われた通り「はい、わかりました」と言ってくれれば30秒で済んだところを、30分以上説明に費やして、さらに「そんなことやらなくていいじゃないですか」とマイナスワードを吹き込まれながら拒まれ、結局のところ自分で作業をしなくてはならなくなる……。そんな苦々しい体験をしたことがあります。私がソンしたのは以下の通り。・説明の30分という時間的ロス・マイナスワードの刷り込みから逃れるという精神的ロス・結局自分で作業しなくてはならないというさらなる時間的ロス・言い争いを30分もさせられたという精神的ロスわたしに30分あれば、どのくらいの原稿が書けたでしょうか。もったいないことです。でもきっとゴネた相手はそういうロスすらも考え至ることができなかったわけで、結局は仕事をお願いした私がバカだったのです。もちろん、今はそんな思いをしていませんよ!もし今度そんなめにあったら、いつか良くなるかもしれないなんて希望を持たず、時間のロスだからさっさと切ろうと思っています。ダメオトコに対して「いつか優しい人になってくれるかもしれない」と待ち続けるのと同じです。徒労ってやつは、失敗したときの脱力感が大きいし、最初から力のある人と組めばしなくていい苦労なのですから。この本でそうしたロスを新たに確認した感じです。今一緒に組んでお仕事をしている人たちは、皆、仕事に前向きで、新しいことを面白がって引き受けてくれるひと、成功するかどうかわからないけれど、前向きに取り組んでくれる人に囲まれているので、本当に幸せなことです。誰も「うまくいくわけない」なんていうマイナスワードを吐きません。「成功させよう」と、ただ、前を向いて仕事をしているのでほんとうに気持ちがいいんです。それにねうれしいことを、言ってくれるんです。「内藤さんがやろうと思ったんだから、何か考えがあってのことでしょう」「内藤さんだったらきっとうまく行く気がするから、この話に乗るよ」そう言ってくれる人が、いま、周囲に大勢いるんです。うまく行く確証はない。だけど、プラスのエネルギーが私のまわりにはあります。「そんなのうまくいくかわからないから、やらないほうがいい」という考え方と、「うまくいくかわからないけれど、やってみよっか!」という考え方があるのなら、後者のほうが私は好きです。少なくとも私が必要としているのはストッパーでもなく、介入役でもなく、批判的にならず一緒に仕事を「楽しんで」やってくれる仲間なのだと最近悟りました。どうせ仕事をするのならお互いを信頼して楽しくやったほうが断然イイんですよね。「仕事をするとしたら、出来は二の次でいいから、できるだけ手間を減らしたい」というひとと、「仕事をするとしたら、手間がかかってもいいから、できるだけイイものをつくりたい」というひとがいたら、私はだんぜん後者の人と組みますね。そちらのほうこそ「プロ」だからです。先日始めた「聴く連ドラ」という小説の音読サービスでの録音作業はほんとに静かなもので、朗読者もカントクさんも、最小限しか声を発しません。でも、お互いに伝わるのです。今の自分が持ってる最高のものをこの場にぶつけようというエネルギーが。だからおかげさまでとてもいい仕事ができたと思っています。年内にスタートできるか、こちらの確認作業の遅れなどで、本当に心配だったのですが、無事に流れることができて安心しています。おかげで今、podfeedランキングでも135位です。ついこのあいだまでpodcastのこともなにもしらなかった自分にとっておそろしくイイ数字だと思っています(≧∇≦)☆これもみなさんのおかげですね。聴く連ドラ「ラブリンク」よかったらぜひお試しください(無料です)☆