介護されてる気分
若い男の子が私に会ってくれる。そういう時、なんとなく介護されてる気持ちに近いものを感じてしまう。向こうには言わないけれど。でも若い男の子が手を貸してくれることは、あまりない。道でも早足でさっさと行ってしまうし。本当は急な階段で手をつないでくれたらうれしいけど、多分、してくれないだろう。混んでる電車に乗ったら、支えてくれるくらいはしてくれるだろうけど。なんで介護されてるって思うんだろう。なんか「会ってもらってる」って思ってるからだと思う。向こうが「若い男に会いたがってるから会ってやるか!」とボランティアみたいな気持ちでいるんじゃないかって、勝手にそう思ってしまう。でもよくよく考えると違うこともある。人の好みなんていろいろで、世の中には70代のデリヘル嬢をお金を払って呼び出す20代の男性もいるわけで、40代が好きな20代というのは、実はそんなに珍しいことでもない。結婚するとなったら珍しいかもしれないけど、会うくらいだったら、世の中のあちこちで起きてることなんだと思う。実際私の周りでもそうだし……。そうだ、向こうはきっと40代が好きなんだ、うんそうだ!と自分に言い聞かせているんだけれど、やっぱり時々「すまないねえ」みたいな気持ちになってしまう。こんなのと会って楽しいのか?と思うし。でも楽しいらしい。楽しいんだったらいいか、私も楽しいし(≧∇≦)!と結局はそれで気持ちが落ち着く。でもやっぱり会ってくれる男の子に対して「すまないね」って思い続けてしまう気がする。「会ってくれてありがとう」って毎回思っている。この感謝の気持ちというのを持ち続けられるのって仲良くするのに大事なことのような気がしている。