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テーマ:今日のこと★☆(104754)
カテゴリ:みっちゃん震災録(宮城)
今日18日は、本来であればお兄ちゃんの卒業式でした。しかし、小学校には家を無くした被災者の皆さんが1300人ほど訪れているので、開催するのは無理だと思います。人としては、このような状況なのだから致しかたないとは思いますが、人生の節目の式をちゃんとしてあげたかったと親としては思います。来週はチビッコの誕生日ですが、この食糧不足の状態では何もできそうにありません(涙)。早くライフライン、食料、燃料が流通してくれると良いのですが・・・。
さて続きです。 自宅に帰るため、仙台から南の方向へ同僚と歩き始めました。市内のビルはいたるところで外壁が崩れ、歩道に落ちています。こんなものの下敷きになったら、それだけで命が無いと思うと恐ろしくなりました。 歩道や道路も、地割れしていたり、陥没、隆起していたりと、かなり歩きづらい状況です。多くの人が歩道にあふれ、通れないところも多いので、車道を歩く人もいました。余震で外壁が崩れる可能性もあるため、なるべく車道側を歩いていました。しかし、いつもは楽しい雰囲気になる繁華街がこのような状態になるとは信じられません・・・。 ・ビルの谷間を歩く時は落下物に気をつけて!! 交差点はほとんど信号が付いていないので、交差点の近くのレンタカー屋さんなど一般の方が交通整理を行っておりました。陥没した場所にポールを立てて、危ないですよと声をかけるホテルの従業員らしき人もいました。一番驚いたのは、いつもは正直うるさいと思う右翼の街宣車の方がマイクを使って交通整理を行っておりました。 このような状況の時に、自分のためではなく、みんなのために動ける人は本当に尊敬します。今も被害がひどかった被災地の病院では、自分の家が流された状況でも、不眠不休で働いている方が大勢いらっしゃいます。このような方々に我々は支えられているんだと思うと、自然に涙が出てきました。 ・被災者は支援者にもなれる!! 30分ほど歩き、やっと高いビルがある市内を抜け、ガラスや外壁などの落下物を気にしなくてもよい場所になりました。逆に建物が少なくなった分、本当に地震があったのかと思うような変わらぬ光景で、ちょっと気分が落ち着きます。 しかし、郊外に来ると古い建物も多く、倒壊している建物は無いものの、瓦が崩れたり、壁が崩れたりしている家は結構ありました。歩いていると、弱い余震は感じにくくなるので、気分的には楽だったかもしれませんね。 ・地震は立っていると感じにくく、座っていると感じやすい!! 同僚と話をしながら歩いているので気分も紛れましたが、一人だったら、かなり悲観的になったかと思う光景が多かったです。新幹線のMAXが緊急停止したのか、線路の途中で立ち往生していました。新幹線がこんな状況なのに、これで在来線が走っているわけありませんよね。 16時ぐらいにやっと同僚の自宅に到着しました。夕方になってきたからか、かなり冷え込んできました。1時間ほど歩きっぱなしだったので、ちょっと休憩です。雪も降ってきたので、早く移動した方が良さそうですが、足がすでにパンパンです(笑)。 こんな状況で本当に歩いて帰れるのかしら?? 【みっちゃん震災録(宮城)その3につづく】 ![]() すみません。クリック協力お願いしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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