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台湾役者日記

台湾役者日記

餐廳茶館メモ


行ってみて良かった店を、忘れないように書いておく。


■ 猫空の「お茶系レストラン」■ 05月28日(金)

■「雲的花園」 文山區指南路三段34巷24號

夜、ハル、阿偉(アウエイ)、Sunny の3人が事務所までクルマで迎えに来てくれて、そこから貓空(マオコオン)まで行った。

ハルは、本名に「村(cun ツウヌ)」の字が含まれているのでこれを発音が似ている「春(chun チユヌ)」と通じさせ、さらに「春」を日本語で読ませて「ハル」と名乗っている男である。大学で哲学を専攻していたが、このたびめでたく別の大学の「放送・映画学部大学院」に合格した。ほんとなら去年6月卒業で、そのまま兵役に就かなくてはならなかったのだが、単位を落として留年した。今回の大学院進学で兵役がさらに先へ延びることになる。小出正之監督『二月的故事』では「副導(フウダオ=副監督)」を勤めた。

阿偉(アウエイ)はハルの大学の同級生で、こちらは現在兵役に行っている。休暇で台北に帰ってきたのだ。明日は部隊へ復帰しなければならないという。『二月的故事』では「助導(ヅウダオ=助監督)」をやった。助監督と言ってもきわめて少ない人数で撮ったので、照明助手や録音助手もこなした。

Sunny は彼らの大学の後輩だ。全員、大学の映画同好会のメンバーなのである。彼女は『二月』の撮影には参加できなかったが、その準備段階の日本語クラスには何回か来ていたし、その後も顔を合わせたことがある。

今日は、阿偉が父親からクルマを借りてきた。それに乗って Sunny の一家がやっている店へ食事をしに行こうと言うのである。彼女の父親は永年会社勤めをしていたが、思い切って脱サラを果たし、この2月、貓空(マオコオン)で「お茶系レストラン」(と紹介するのがいちばんふさわしいようなレストラン)を開いた。

貓空というのは、地名である。台北市南東部、と言っても、市内中心部からはちょっと遠い。「木柵(ムウヅア)」の国立政治大学のあたりから山道を登って行ったところにある。昔はどんなところだったのか知らないが、最近は山の上の方に茶館が何軒も建って、ちょっとしたデートスポットになっているらしい。「らしい」と言うのは、まだ実際には行ったことがないからで、政治大学からバスの便があるにはあるが、本数が少なく、「行きはよいよい帰りが不便」という話を聞いて尻込みしていたのである。クルマがないと行き帰りがたいへんなのだ。まあ、一緒に行くような相手もいないわけだが。

聞いた話では、山麓の茶館からは台北市内の眺めがすばらしく、週末の夜にはバイクで上ってきたカップルでずいぶん賑わうということだ。Sunny 一家がやっているレストランは、その貓空の入り口のところにある。クルマが山道を登り始めてすぐに着いた。鉄筋二階建てのけっこう大きな白い建物だ。2階が住居になっているらしい。Sunny のすすめで1階の張り出し部分に設置された屋外テーブルにつく。帰宅したとたん、彼女はウェイトレスに早変わり。勤勉学生だ。

メニューには各種お茶のほかに、鍋がいくつか載っている。わたしはその中から、「花茶紙火鍋(ホアチヤ ヅーホウオグオ)」というのを選んだ。具の肉は「羊肉(ヤンルオウ)」にした。ボウルの形をした金網の上に紙を敷き、これを鍋にして炊くのだという。Sunny が、「花茶はどれにする?」と聞いてきたので、わたしは「薫衣草(シユヌイーツアオ=ラベンダー)」を頼んだ。

じつはこの店、中国茶ではなく、ハーブティーを中心にしてメニューを組み立てているのだ。

どうなる鍋! (いずれ時間のあるとき、に、つづく・・・かも)



■ 酒の肴がうまいビアハウス ■ 6月4日(金)

■「印地咹 INDIAN 恐龍店」 八徳路二段196號

※しかし中文Big5の「徳」(の正字)は「機種依存文字」で使えない。不便。


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