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カテゴリ:家族の風景
昔、妄信的に習ったことが、現在の教育では「違う」とされることがある。
例えば、分数の読み方でである。「1 二分の一」のことは、私達は、「いっか二分の一」と習ったが、今は「1と二分の一」である。 昔は、京都では、「自転車は車道を走り、歩道を走っては行けない、」といわれた。東京では、自転車が歩道を走っている。 昔、クラブ活動のトレーニングで、「水を飲んではいけない、絶対行けない。」といわれた。今は、「水分を補給しろ」といわれる。寝ていて、上体を起こす腹筋運動の際、「膝を曲げては行けない」といわれた。今は、腰を痛めないよう「膝を曲げろ。」と言われる。巨人の星で有名になった「うさぎ跳び」もそうだ。グランドを何週も回って、膝が痛くなった。今は、あのようなトレーニング方法はない。聞くと、昔軍隊で、新任兵の「しごき」につかったという。ひどい話しである。 ところで、星座はロマンを感じる。オジサンたちは、昔、銀河系宇宙の中に太陽系があり、そこに9つの惑星があると教えられた。太陽系の中の惑星は、「すい きん ち か もく ど てん かい めい」と習った。テストにでるぞ、といわれて妄信的に繰り返した。そうです、==>「水星 金星 地球 火星 木星 土星 天王星 海王星 冥王星」と習ったのです。その後、一旦、軌道の関係で地球からの距離が逆転して最後の二つが入れ替わり、「・・ど てん めい かい」となり、またその後、現在のとおりともどったのでした。 このたび、国際天文学連合、最終番の惑星であった「冥王(めいおう)星を惑星の地位から格下げし、8個にする修正案で最終調整に入った。その前には、9つあった惑星を3つ増やして12にする案があった。一挙に12になることが検討された。その後、異論が噴出し、元に戻って、改めて「冥王星」の大きさやその軌道から、惑星としての認めることができないとの意見が主流を占めてきたようだが、まだ方向性は固まっていないようだ。 それにしても、オジサンたちが、惑星として親しんできた冥王星が、教科書から消え、オジサン達の常識がまた、変わるという事態もありそうだ。 ======読売新聞 太陽系惑星「8個案」で調整…国際天文学連合総会 太陽系の惑星を9個から12個に増やすとする惑星の定義案を示していた国際天文学連合(本部・パリ)は23日、冥王(めいおう)星を惑星の地位から格下げし、8個にする修正案で最終調整に入った。 惑星として親しまれている冥王星が、教科書から消えるという事態もありそうだ。 22日の総会では小惑星「セレス(ケレス)」、冥王星の衛星「カロン」を惑星に昇格させるとした当初の案への反対が続出。ほかの惑星に比べて大きさや軌道面の点で異質である冥王星を惑星としてきたことに反発する声も出された。 こうした意見を受け、定義案を作成する同連合評議委員会は「12個」案を撤回。新たに〈1〉自分の重力で球形になったもの〈2〉その軌道領域で主要な天体であること――などを惑星とする新定義案で最終調整に乗り出した。 新定義によると、軌道が海王星と一部重なり、ほかの惑星よりはるかに小さい冥王星は、惑星の座からすべり落ちることになる。「セレス」「カロン」も惑星の資格はなくなる。 しかし24日の採決までにこうした最終案がまとまるかどうかは不明だという。 (2006年8月23日13時38分 読売新聞) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.08.23 15:11:21
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