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![]() 聖餐城 「馬の胎から産まれた少年」アディと、宮廷ユダヤ人の息子イシュア・コーヘン。二人の若者の運命が、果てなき戦乱の中で変転していく。ドイツ三十年戦争を、傭兵とユダヤ人の目線から描ききった、圧巻の大作。 久しぶりにまともな本を読みました。 普段はマンガとか、小説でも読みやすい簡単なものしか読まないので。 あまり歴史でも習った覚えがない(忘れてるだけ?)なドイツ史なので 読んでいて新鮮でした。 その頃のフランスはルイ14世がいたり、イギリスではクロムウェルが活躍していたり だそうですが、オーストリアのパプスブルグ家がどんな風だったかは 全く記憶にないというか、あまりテーマになったことない気がします。 約700ページと相当読み応えある作品ですが、歴史を美化していないのが 良かったです。 歴史小説を読むたびに思うのですが、その時代の常識(医学とか倫理観) を考えると現代人でよかったなーとつくづく思いますよ。 他国と戦争になった場合、勝利者の軍が通った村や町は 草1本残ってなさそうなので。(当然住民も・・・ですね。) もちろん、今は今で問題はたくさんあるけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 17, 2008 10:28:30 AM
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