豊中の緑の診療所だより

　　　　　　　　

　本日は、「カンブリア宮殿」星野リゾートの特集を拝見しました。星野リゾートは、軽井沢の星野温泉旅館から始まり、旅館再生事業を中心にリゾートの運営を手がけておられます。

　社長、星野佳路（ほしのよしはる）氏からのメッセージです。
　
　過去30年間海外旅行者数は伸び続け年間1700万人に達しています。海外からの旅行者数はその半分、日本の観光産業の競争力は世界で30位前後と言われています。

　しかし、日本には世界に負けない魅力が沢山あります。温泉旅館は日本文化のテーマパーク。床で寝て、箸で日本食を食べ、知らない人同士が裸になって外で一緒に風呂に入る。こんな文化体験ができる宿泊施設は他にはありません。世界最高の雪。ヨーロッパアルプスやロッキー山脈と比較しても日本のパウダースノーは上質で大量、スキー・スノーボードで世界をリードする資源があります。

　そして何と言っても日本のホスピタリティ。お客様への細やかで繊細な心遣いは自信を持って世界に誇れます。豊富な魅力、充実した交通インフラ、国の高い知名度、そんな日本が世界で30位なんてあり得ない。地方の潜在力を信じ、自らを鍛錬し続け、多くのお客様がいらしてご満足いただくことを通して、日本の観光産業の発展に貢献していきたいと考えています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（星野リゾート　ホームページより）
　
　星野氏は、日本観光カリスマのひとりに選ばれています。お客さまの目線に立つという以上に新たな世界観を提示する姿勢には、学ぶべきところが多いと感じました。


　本日は、7つの習慣より、第三の習慣「重要事項を優先する」を勉強しました。第二の習慣で、ミッションを設定しましたが、第三の習慣では、時間管理を学びます。

　私たちにはたくさんの「やらなければならないこと」が存在しています。目の前の緊急事項に追われて、「やりたいこと」が隅に追いやられがちです。すべきことは、重要事項を選び出すことで、特に緊急ではないが重要な事柄について、予定を立てることが大切です。

　ここで、ミヒャエル・エンデの「モモ」という小説を思い出します。そこでは、「時間泥棒」がでてきましたが、まさに「時間」というものがテーマとなっています。「時間」は「命」であると再認識した上で、「本当に大切なもの」について思いを馳せてみたいものです。