テーマ:40代の視点と日常(771)
カテゴリ:おでかけあれこれ
心配していた梅雨末期の大雨にも降られることなく、 今日梅雨明けとなりました。 いよいよ夏本番です。 相方さんが夏の陽気につられたのか「どっか行きたい病」を発症して、 午後3時頃からドライブに出かけました。 行先は、家から車で30分くらいのところにある坊津の歴史資料センター「輝津館」。
坊津は今はさびれた漁村ですが、かつては安野津、博多津と共に日本三津と呼ばれ 海上交通上の要地として栄え、この近くの「秋目」に鑑真和上も上陸しました。 また、戦時中は水上特攻艇「震洋」の基地にもなりました。 映画好きな方には、「007は二度死ぬ」のロケ地になった場所と言ったほうが 分かりやすいかもしれませんね。 以前は狭くて小さな資料館でしたが、数年前に立派な建物になりました。 訪れる人は少ないようです。 明治初めの廃仏毀釈で廃寺となった「一乗院」蔵の「釈迦涅槃図」を 見るのが一番の目的です。 絹布製で傷みが多いのか展示されているのはレプリカでしたが、 音声による説明もあって、分かりやすく鑑賞できました。
30年以上前、以前の資料館を家族で訪れたときに夢中で見た 「さんふらわあ」の模型が今も展示されていました。 1メートル50センチくらいある立派な模型です。 でも、なぜここにあるのか昔から疑問。 撮影禁止の表示がない場所にあったのでカメラに収めましたが、 良かったのかしら。
建物の正面には坊津の海が拡がっています。 ちょうど真ん中辺りに、国の名勝にも指定された「双剣石」があります。 夏の青空がいっぱいに広がっていました。 歌川広重 作 「六十余州名所図会」でも描かれています。 坊津は私の実家からも2,30分くらいの距離にある場所なのですが、 今住んでいるところでも、実家でも聞いたことのない ミンミンゼミの鳴声を聞きました。
このあと枕崎を周って帰りましたが、 そのときの写真はまた今度。
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