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カテゴリ:やったコト
それはたまたま家にやってきた母の何気ない一言から始まった。
「ねえねえ、あすこにあるアレ、何だかだんだん大きくなってるけど?」と母がいう。はてその辺には何もない筈と視線を向けると、何やら見覚えのある不気味な物体。 スズメバチの巣_逆さ徳利の段階 posted by (C)どす恋 こ、こりゃスズメバチの巣や~! これまで通算3回は見た事のある、いわゆる「逆さ徳利」の状態。巣の大きさからするとコガタスズメバチだと思うが、小型であってもスズメバチはスズメバチ。危険性はオオスズメバチと大して変わらん。ぱっと見、スズメバチが巣の周りをブンブンと飛び回ってはいないので、ひょっとしたら放棄された巣かも知れないとと思い、ひとまず母を家に帰して巣を破壊する準備をする。 用意したのは竹竿1本。シンプルイズベスト。しかも半袖シャツという出で立ち。ヘタに重武装になると動きにくいので、動きの速いスズメバチに対抗するために軽装なのである。 よい子は真似しないでね! さて、半分開いた玄関ドアから身を乗り出し、ビリヤードで球を撞くが如く竹竿の穂先を蜂の巣へと狙いを定め、「やっ」と無言の気合いを入れて一気呵成に突く。狙いあまたず巣はカシャリと音を立てて砕けたが、砕けた巣を確認する事なく玄関を閉めて退避。命あっての物種。 30秒後、おそるおそるドアを開けてヘッドランプで照らした先には、1匹のスズメバチがおりました~。これはきっと巣をここまで作り、卵を産んで幼虫を育てている女王蜂。 スズメバチの巣_外側を破壊 posted by (C)どす恋 やべえ、巣を壊されちゃ絶対怒ってるよな、俺だったら怒るよな~と忙しく考えつつ、次にどうすべきかを素早く考える。「このまま放置したら、巣は修理されて元通りになる。それを阻止するには巣を完膚無きまでに破壊し尽くすしかない!!」巣を離れない女王蜂に構わず、巣をもう一度竹竿で突くと、今度は巣が幼虫ごと地上へ落下。蠢く幼虫、辺りを飛び回り始めた女王蜂。 割と最悪のパターンとなりました。 ヘヴィメタルのベースの様な重低音を響かせつつ、玄関上空を飛び回る女王蜂。 地上へ落下した幼虫に気付いたら間違いなくこちらが殺られる。それだけの理由もある。つまり殺られる前に殺るしかないのだ。電撃殺虫ラケットと竹竿をバットの如く持ち、女王蜂が近づく度に振り下ろす。何回目かで見事に女王蜂をはたき落とし、女王蜂は金柑の木の根元へと落下。地面でもがく女王蜂に電撃殺虫ラケットをかぶせ、スイッチONで4000Vをお見舞いすると、女王蜂は痙攣し始めた。 電撃殺虫ラケットに噛みつくスズメバチの女王蜂 posted by (C)どす恋 しかしよく見てみると、恐ろしい事に女王蜂は電撃殺虫ラケットのワイヤーに噛みついているではないか!恐ろしや~。女王蜂にスコップでとどめを刺してから、砕けた巣の片付けを始める。 巣の残骸には2cmほどの幼虫が元気にムクムク動いている。幼虫に罪はないが、これは仕方がない。しかしこのまま幼虫を放置して、蟻のエサにするのも忍びないものがある…。どうしようか…。 そして思いついたアイディアは、「喰ってしまおう!」というものでした。 長野県方面ではアタリマエに食べている蜂の子。これを食べずして長野県人に対抗できようかと、落ちている幼虫をひとまず拾い集めて台所へ。水で軽く洗って巣の残骸を落とす。アップに耐えられないので、写真は小さくしました。 スズメバチの幼虫 posted by (C)どす恋 フライパンを熱し、オリーブオイルが気化し始めたところに幼虫たちを一気に投入。あっという間に幼虫は食材と化す。軽く炒り転がしながら火を通し、和三盆糖を振りかけた後に醤油をかけ、味をつけていく。「もうこの辺で勘弁して~」という人もいるかと思うけど。残念ながらまだまだ続きます。 スズメバチの幼虫_炒め中 posted by (C)どす恋 これがコガタスズメバチの幼虫の炒め物です。オシャレな夕食の一品。 有田焼の珍味椀に入れてみましたが、見た目がアレですね。 スズメバチの幼虫の炒め物 posted by (C)どす恋 さて、こうして炒めたものを一気に食べたり、他のものと一緒に食べたりしては、蜂の子の味がわからなくて大変つまらない。という訳で、1匹1匹味わって食べてみましたよ。 「外はカリッ、中はトロ~」の状態に仕上がっている蜂の子。たこ焼きと同じ表現で誠に申し訳ない。じっくりと味わって食べたところ、味はコクのあるココナツ風味。外見はともかく中味はおいしいです。 数が少ないのであっという間に食べ終わってしまった。今度は巣が大きくなるのを待ってから収穫するとするか。 「スズメバチの巣を破壊し、女王蜂を殺し、幼虫を炒めて食べた」 こう書いてみると、何だか自分が大変な極悪人のように思えてくる(笑) 今日の放射線量は以下の通り。 0.19-21μシーベルト/時(AM6時)ピーク値0.22μシーベルト/時 0.17μシーベルト/時(PM7時半)ピーク値0.24μシーベルト/時(千葉駅前にて) 0.17-18μシーベルト/時(PM8時)ピーク値0.30μシーベルト/時 雨水の放射線量は0.10μシーベルト/時 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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