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テーマ:工具大好き(18)
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7月末のブログでも書きましたが、事前に運転チェックを試みた発電機は、スターターロープを全く引くことができず、"故障"状態のままキャンプ先に出発する日を迎えることになった。
結局どうしたかというと、キャンプ地に向かう途中で山形県のHONDAサービスショップに持ち込み、滞在期間中に修理できる可能性に賭けることにしたのだった。そんな訳で、113号を小国町方面とは逆の方向へと走り、山形県長井市にある青木機械に到着したのは2日の11時半過ぎのこと。 発電機の修理持込先_山形県長井市の青木機械 posted by (C)どす恋 車から発電機を降ろし、さっそくガレージへ。説明を聞き終えた青木社長は、黙ったままおもむろにフィルタ部分を開いてつまみ、そしてこう言った。 「オイル多すぎだナ」。原因特定までにかかった時間はおよそ10秒。 オイルが多すぎる故、ピストンが上死点へ向かう途中にエアの代わりにオイルがフィルタからピストン内に吸い込まれたため、圧縮できないオイルが固体の如く作用し、ピストンが動かずエンジンがかからないそう。オイルドレーンから余分なオイルだけを出してみると、ざっと1リットル以上のオイルが出てきました。 思えば、水平状態だとオイルが入れにくいため、発電機本体を傾けてオイルを入れていた記憶があります。結果として余分な量のオイルが悪さをしたのだろう。 EU16i_出る出るオイル posted by (C)どす恋 これで作業が終わった訳ではなく、ピストンより上部に溜まっているオイルも抜く必要がある。10秒ほどじっと考えていた青木社長は、チェーンブロックを動かし、そこへ発電機をくくりつけたかと思うと上へ上へと持ち上げていく。 宙吊りのEU16i posted by (C)どす恋 「このまンま傾けるとサ、オイルが発電機の内側に入って汚れてしまうのでサ、一気に逆さにしてオイルを抜くわけサ」というのが青木社長の説明。 首尾良く逆さにしたEU16iのプラグを抜くと同時に、ピストン上部に溜まっていたオイルが勢いよく流れ出てきました。 宙吊り&逆さのEU16i posted by (C)どす恋 オイルが出尽くした頃を見計らって逆さ状態から元へ戻し、筐体を全部バラしてオイルを拭き取る。プラグを差してスターターロープを引くと、見事にエンジンがかかり、盛大な白煙と共に発電機が動き始めた。白煙の原因はオイル。長い間燃焼室内にオイルが溜まっていたので、なかなか白煙が収まらない。10分ほど動かした後、ようやく白煙も収まった。ざっと40分程度で故障診断から修理、整備まで終わらせる腕は実にお見事。「すぐに直って良かったナ」と言って明るく笑う社長が無性にカッコ良く見えました。 働く男のナイスな笑顔 posted by (C)どす恋 もし山形まで行く用があり、HONDAの発電機にトラブルを抱えていたら、山形県長井市九野元2283にある青木機械株式会社をオススメします! http://www.citydo.com/prf/yamagata/guide/sg/115000217.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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