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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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mihri

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2004年08月08日
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ソウル経由で日本に戻ってきた。
今回は昨年のアシアナ航空1年オープンチケットの復路が残っていたので、それを使っての帰国。

アシアナのイスタンブル-成田はソウル経由で、イスタンブル-ソウル間はトルコ航空との共同運航便。
しかもお客は見事に韓国人ばかりなのに、スチュワーデスはトルコ人オンリー。

トルコ航空は、ANAだっけ?JALだっけ?の日本の航空会社との共同運航便では日本人スチュワーデスが必ず乗務しているし、トルコ航空にも日本人スチュワーデスがいるのに、ソウル便には韓国語ができる乗務員がいないのである。

お客は韓国人のツアー客がほとんどで、あとは個人旅行客。数えられるぐらいのトルコ人客。
見た目や服装、持ち物では日本人か韓国人が以前ほど区別がつきづらくなっているので、ソウルに着くまで日本人が何名いたかわからなかったが、乗っていたのは私と息子を含め4人。あとは韓国人、韓国人、韓国人・・・であった。

これはおもしろいことになるぞ・・・・と、思っていた。
英語がわからない韓国のおじちゃん、おばちゃん。
英語が通じなくて切れる(だろう)トルコ人スチュワーデス。

日本人客も海外に出て、結構恥ずかしい部分があるのだろうけど、韓国の人はパワーが違う。
まず満席で伸びて寝るところがないとわかると、座席の足元に(しかも他人の席でもお構いなし)枕をおいて寝る。

人が映画を見ているとわかっているのに、通路に立ちはだかり動かない。

スチュワーデスが「ワインのキャップは開けてお渡しします」と言っているのに、「キャップを開けないままくれ!」といい続ける。お土産にするつもりである、きっと。

「お飲み物は何になさいますか?」
とスチュワーデスが何度も聞いているのに、それには答えず「マカロニ」の御代わりを主張し続ける。しかもまだ食事は終わっていないのに・・・。(お代わりをするのは構わないのだけど・・)

これはトルコ人の性格からして、絶対切れる!と思っていたら、案の定、スチュワーデスの一人が大声を張り上げた。
「誰か英語のできる人はいないの!!」

食事のときに「肉かマカロニか?」と聞いているのに、それが見事に通じないのである。

日本人だって同じようなことはあるし、私だって初めて海外に出たときは緊張したものである。
でも英語に自信がないからこそ、予習をした。
飛行機で食事のときは何を聞かれて、どう答えるか・・・など。英語がわからなくても食事のワゴンを持ってきたら、どちらにするか聞いているのだろう・・・と想像して適当に返事ができる。

ところがおじさんおばさんはそれすら想像することはなく、ポカン。としているのである。
だから1メートルすすむのに、すごく時間がかかるのである。お腹が空いていて食事を楽しみにしていた私も、あまりにも遅いのでイライラしたほどである。
私の比じゃないほど、気の短いトルコ人女性には厳しい現実。

ワインの赤か白か、その返答を得るためにも時間がかかる。

スチュワーデスが私がトルコ語を話せるのをわかって
「お願いだから助けて。通訳してちょうだい」と言うのだが、私は日本語ならわかるけど韓国語はわからんぞ!

通路を挟んで隣のおじちゃんが肉かマカロニかのスチュワーデスの問いに、ポカンとしているので「現物みせたら!?」と私は自分のマカロニを見せて、「これか? これじゃないのか?」と手振り身振り。おじちゃんわかってくれて「これじゃないの」と肉を選んだ。
そうだよ、ワインだって「レッド? オア ホワイト?」なんて聞いてないで、両方手にとって指さしして選んでもらえばいいんだよ。

ああ、でも見事だった。
トルコ人スチュワーデスと英語の通じない韓国人のお客さんとの戦い。
お客が「紅茶をくれ」(と言ったのだと思う)に対して、スチュワーデスが「アイスクリーム!? そんなものはないわよ!」と声を荒げた。
最後は紅茶を欲しいのだとわかって、無事にすんだけど、こうなるのはどうせ毎度のことなのだろう。韓国語がわかる乗務員を乗せたらいいのに・・・・。

トルコ旅行をする韓国人は日本人と同じぐらい増えている。
なのに、共同運航便に、韓国人の乗務員、または韓国語を話せる乗務員を乗せないのか、そっちの方が不思議である。

といいうわけで、トルコ人vs韓国人のバトルは韓国人の勝ち!

ところで乗り換えで寄港したソウルの空港。
トルコでは気が強い、主張しすぎ・・・とあまり評判のよくない韓国人であるが、やはりアジア人種は物腰が柔らかく、いいなと思った。
トルコ人はアジア人種からみたら、やはりヨーロッパ人である。個人的な差もあるが、とくに警察、空港関係は威圧的で印象があまりよくなかったりする。

それに比べて韓国の空港関係者はモノの言いかたも、案内の仕方もすごくやさしかった。
いろいろ言われている韓国人の性格だけど、ソウルではトルコから来るとアジアに戻ってきたんだな・・・とホッとする。それに英語で話してもほとんどの場所で日本語表記があるし、日本語で返事がくる。英語会話を忘れてしまった日本人としてはラクチンな寄港地である。

アエロフロートで先に帰国した夫は、イスタンブルからの飛行機の遅れで、モスクワで1泊するハメになった。しかもホテルの用意もなく、交渉しても「明日の朝になれば返事ができる」という、わけのわからない返事で、結局24時間、モスクワの空港内で放っておかれたらしい。
私が息子連れでアエロに乗らなくて良かった・・って思ったばかり。

普段はトルコ航空で成田直行を使う私であるが、韓国人のおかげで、ソウル経由でのイスタンブル往復も私のお気に入り航路のひとつになっているのである。











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Last updated  2004年08月08日 08時30分09秒



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