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続・絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記

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2009年08月25日
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イーネオヤでハヌムエリという名前のモチーフがある。


トルコで直訳すると「女性の手」という意味なんだけど、なるほど指があって手の形をしている・・・・・・・。



sf020 (7).JPG



これはご存じの方も多いと思うけど、形からくるモチーフ名というよりはズバリ花の名前である。



062.JPG



ハヌムエリとはスイカズラのことである。





いまさら、当たり前のことなんだけど、イーネオヤのモチーフは女性たちにとって、身近な花や植物に由来するものが多い。
野に咲く花、庭や畑で見ることができる植物。
りんごの花、なしの花、ナスの花、ごぼうの花、スイカの花、おくらの花、豆の花、大麦・・・・・・。
だからもともとは地方によってあるものないもの、またその地方独特のものなどもあった。



同じ花でも地方により名称が異なることももちろんある。
また自分が知っている植物名でくくることで、本来はそうではないものが別名で定着してしまっている場合もある。


各地方で村で実際にイーネオヤを作っていた人たちに名称と意味についてインタビューすると、本で見られる名称があくまでトルコの研究家による分類、もしくはたまたま調査でそういう結果を得たためと思われるものもある。

これって、キリムのモチーフの話と共通する。
(実際は花の形が特徴をつかんでいたりするから、抽象的なキリムのモチーフ名ほどではないけど、)都合上のモチーフ名と、織り手の女性たちの間で伝わっているモチーフ名と意味が地域によって違うものになっていたりする。



それはそれで面白いし、地域の特性だと思う。
1つのイーネオヤのモチーフから、女性たちを取り巻く環境、風習、慣習までが見えてくる気がする。




こうしてミフリ社長はキリム屋なんだから、イーネオヤ収集はもうやめよう、やめようと思いつつ、なかなか離れられないのである。
(キリムや民族衣装系も同じだけど、イーネオヤも売り物より未公開の個人コレクションの方が多くなってしまっている現状・・・・・・・)。






今、本の仕事やら卸しのオーダーが集中していて、なかなかHPのキリムの更新ができないけど、スタッフ増やして頑張っているので、気長にお待ちください・・・・・(いつもすみません・・・・)。













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最終更新日  2009年08月25日 16時37分19秒
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