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マラソンの小部屋-ミカンとリンゴは食べ飽きない!

マラソンの小部屋-ミカンとリンゴは食べ飽きない!

0409大阪府山岳マラソン

4/9 に開かれた第32回大阪府チャレンジ登山大会(山岳マラソン)メモと完走記



 3/8 勢いでエントリー。翌週の長野マラソンの調整として、時間内完走を目指す。

4月に入り、新年度走り始めの通勤ジョグで右膝の痛みを感じたので、大会前日まで休足。前日の通勤ジョグでも6km走行時痛みが再発したので電車でお花見ジョグ(^^ゞ

【目標】無理せずゴールに辿り着くこと!

【結果】7時間6分で完走(完歩)できました!!  が、右膝、ボロボロです(>_<)

これが、認定書 で~す(^_^)v
P1(スタート)~P8 (ゴール)までの7箇所のチェックポイントでスタンプを捺してもらいます。
P8(ゴール)のスタンプには「上級」の文字が。
さて、さて、記憶をたどってみましょう。



足の具合もあるので、近鉄二上神社口駅に7時30分到着の予定で最寄り駅を6時10分の電車に乗ることした。
自宅から駅までは足の運動にと、徒歩で30分くらい。予定通り6時10分の電車に乗り、予定通り新大阪の駅で天王寺直通の電車に乗り換えるために下車。が、ホームの表示には目的の電車が表示されていない。なんと、時刻表改正でなくなっていた(調べたのが2月だったので)。ここで時間をロスして、8時に近鉄二上神社口駅到着。電車の中はそれらしき人達でいっぱいだったが、皆ザック背負ってなんか遠足気分。
駅からスタート地点の道の駅ふたかみパークまでは徒歩で15分くらい。カリマーのザックを背負った人を先頭に、ぞろぞろと田舎道を進む。足のことがあるので、気分は沈みがちだったが、ウグイスのお出迎えを聞きながら、「自然を楽しめばいいじゃ」と iPod Shuffle を off にした。

道の駅に到着。早速受付を済ませる。この大会では、5分間隔でスタートできるので、受付時スタート予定時間を申告する。さほど準備もないが、40分後の9時を申告。もう少し早くしておけば良かったかも、とあとで後悔したが、得るものも多かったので、よい選択だったのだろう。



荷物はゴール地点まで500円で搬送してくれる。今回は貴著品があるので、LSDバッグとウエストポーチに荷物を積めて一緒にゴールしることにしていた。自宅でのシュミレーションでは、脱いだ上下のウエア、着替えがLSDバッグにきっちり収まっていたが、現地ではパンパン。300mLのペットボトルが入らず、会場で他のランナーor登山者にペットボトルをプレゼントしようとしたが、断られた。当然だよね。荷物増やしたくないしね。さらに別の登山者っぽい人に申し出たら「いりませんが、運びますよ!」 そんな迷惑なことはできないので、お断りした。なんと、その方はランナーさんだった(脱帽)。
結局、手に持ってスタートすることにした。

8時30分のスタートの招集がアナウンスされ、めぐさんの名前が呼ばれた。靴ひもを締め直しているめぐさんに声を掛けさせてもらい、スタートを見届けた。

支度をして、給食して、スタート5分前の招集に備えて、スタート地点に行くと、ちょうど8時55分のスタートが切られるところだった。なんと2人。9時のスタートは、はたして何人なのだろうとちょっと不安だったが、12~13人のランナーさんがスタートラインに並んだ。



P1: 9時スタート!

びゅ~~ん と飛ばして行くランナーもいるが、私は最後尾からのんびりと走り出した。
やはりゆっくりと走られているランナーさん(ゴール後にお話しして、草津の○山さんと分かった)と並走して、お話しながら町並みを抜け山道に入って行く。○山さんは何度かこの大会を完走されており、また、来月の鯖街道ウルトラにも出られる予定だとおっしゃっていた。山道に入ると、○山さんと別れて先行させてもらった。

登りがきつくなると早々に歩きが入るが、20分程で尾根筋に登り切りった。係の人が「ここから下りだよ!」と声をかけてくれ、竹の内峠下のP2 へ向う下り入る。この下りがこたえた。下り切ったところにカメラマンが構えているに気がつき、被写体モードになって通過(^.^) まだまだ元気な状態である。

P2: 9時28分到着

認定書にスタンプを捺してもらわなければいけないのに、バッグの奥に濡れないようにビニール袋に入れてしまい込んでいたので、取り出すのにかなりのタイムロス。というか、荷物のパッキングが面倒だった。この間に○山さんが、「膝、大丈夫ですか?」と声を掛けながら先にP2を離れられた。
竹の内街道を渡って、山道にはいる。
しばらくすると、前方に○山さんの姿を発見。その後追いつき、またまた先行させてもらった。



結構小刻みな登り下りがあり、下りで右膝へ負担がかかるのを感じだす。平石峠へ下ってまた登り。

P3 岩橋山:9時58分 到着

この辺りからPL教の白いシンボル塔がよく見えた。
そして、最初の難所、葛城山への丸太階段の登りが始まった。



こんな階段が、これでもか、これでもか と続く。でも、登りは膝への負担が少ないので、いいペースで登れる。ハセツネでもそうだったが、登りで立ち止まることはしないように心がけていた。先行するCW-X のランナーさんとは、私が登りで抜いて、ちょっとした下りで抜かれて、また登りで抜き返す、という展開を葛城山まで続けた。

スタートから2時間後、いつ葛城山に到着できるかわからないので、登りながら大福を食べる。これが、美味い!
そうこうしているうちに、初級者ゴールの垂れ幕が見えてきた。

P4 葛城山:11時26分 到着(2時間26分)



ここには自販機もあるし団子も売っていたが、トイレだけ済ませた。
膝の保護に「ひざかんたん」を持ってきていたのだが、スタート時、装着し忘れていた。もう遅いかもしれないが、これから水越峠への激下りに備えて、ここで装着。
さ~、下りだ。

いきなり、丸太と岩の階段。ず~~と下まで続いている。



この段階で1歩1歩左右の足で降りることは不可能だったので、横を向いて左足で体重を支えながら一段一段降りて行った。右膝は、体重を支えても痛むし、その荷重を解き放した時の方がさらに痛い。なにか関節が外れているような感覚になる。

しばらく下ると、ちょこっと平坦な所が出てきたので安堵すると、本格的な丸太階段が待ちかまえていた。
これには、悲鳴を上げたくなった。次から次へとランナー、登山者が抜いて行く。邪魔にならぬように端によるのも大変であった。後ろを振返ると、次の登山者が迫ってくる。



この丸太の階段を下っている時、ハセツネで夜明けにフラフラになって降りた日の出山の階段を思い出した。

丸太階段の次は岩の階段。降りてゆく先が見えない(>_<)



半べそかきながらようやくP5 水越峠到着。

P5水越峠:12時13分 到着(葛城山から47分間の死闘)

しばらく広い林道を上っていく。これから先に金剛山への登り、そしてゴールへ向っての下りが待っているので、歩けるところは早歩きで先を急ぐ(走るランナーさんが多いのだろうな)。比較的ゆっくりペースの多くの登山者を早歩きで抜いていると、後ろから走る足音が近づいて、抜いて行く。スタイルのよい女性ランナーさんだった。追いつく元気もなく後姿を見送る。途中の「金剛の水」に人が群がって喉を潤しているが、ペットボトルのお茶も残っているので通過。その中には、例の女性ランナーさんもいた。

林道と別れて金剛山への登りにはいる。この登りで歩きながら2つ目の大福を食べる。
後ろに人の気配。例の女性ランナーさん(上下:白黒)に追いつかれ、抜かれた。そして、もう追いつくことはなかった(^^ゞ



登り下りを繰返し、ようやく中級のゴールP6金剛山に到着
P6金剛山:13時16分 到着(スタートから4時間16分)



ここで、バナナをご馳走になった。一人1本だったらしいが、2本いただいてしまった。
また、下りだ。

公園を通り抜け、アスファルトの道を下って行く。途中、ロープウェイ乗場の案内が、妙に目に付く。
いくつもの峠を経てゴールに向う。この繰返される下りが、右膝へ最後の試練を与えてくれた。
途中に走れるところがあっても、早歩きで進むだけである。



次のポイントまでが長かった。ここで、ゴール後に食べようと残しておいた かりんと に手をつけてしまった。黒糖の甘さが疲れた体にしみ渡った。美味かった。

P7 行者杉峠:14時48分 到着

なんとしても、16時までに着きたかった。あと1時間。絶望的。

尾根筋からゴールへ分岐するブンタ谷を目指す。
分岐した先は、激下り。しかもぬかみ。足が不自由なだけにバランスを崩すと堪え切れない。恐る恐る下っていると、後ろから「膝、大丈夫ですか?」の声が。なんと○山さんではないか(@_@)
てっきり先に行かれていると持っていたら、登りがしんどかったらしく、マイペースでここまで来られたようだ。
このコースを経験されている○山さんに「後、どのくらいですか?」と尋ねたら、「じきに登山道と分かれ、車道に出ますよ。16時ちょっと過ぎくらいには着けるのでは」という、嬉しい答えが帰ってきた。○山さんにお礼を言って、見送った。
と、直に車道にでれたヽ(^O^)ノ 15時50分。



ゴールの駅までは2kmを切っている。本来ならば走ってゴールだけれど、足が動かない。
早歩きでゴールを目指していると、遠くのカーブの先に○山さんの姿を発見。俄然、気力が復活してきた。右膝が伸びた状態ながらジョグできている。ゴールまでに○山さんに追いつきたい! の一心から足を進めて、ゴールの手前300mで追いつき、ゴールまで並走させてもらった。そして、話ながらゴールを目指した。 ちーむぽんきちの部屋の哲さんのお知り合い。ウルトラ&トレイルの世界はそんなに広くないというが、また、お仲間の一人になれて嬉しかった。そして、話ながら一緒にゴール。

P8 天見駅:16時6分到着

係の人にデジカメに収めてもらった。



グレイの帽子が私、その左隣の白帽が○山さん。 って、わかるかぁ(゜゜)\バキ

パスポートを受け取りに、17時までに谷町四丁目に着きたい。
ゴール後、早々に○山さんに「鯖街道でお会いしましょう」と告げて、駅に飛び込んだ。駅にはゴール後小奇麗にして歓談しているランナー&登山者が溢れていたが、片隅でLSDバッグからウェアを出して羽織って外見は小奇麗にして、電車に乗り込んだ。発車間際に小奇麗になった○山さんも乗り込まれ、居眠りすることなく、大阪までいろいろとウルトラなどの話を聞かせてもらった。

結局、朝の時刻表チェックミスでスタート時間が30分程遅れた所為で、パスポートの受け取り時間に間に合わなかったが、貴重な出会いがあった。
あの丸太の階段を下るのは元気な膝でもかなりきついだろう。階段ばかりではなく、トレイルランできるところも多かったが、今回は走れなかった。この大会は、「来年リベンジしよう!」とは現時点では思わない(思えない)。
日が経って、膝が回復したら気持ちがどう変わるか、分からないが....。


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