本「手塚治虫ぼくのマンガ道」を読みました
今日、読んだ本はこれです。題:手塚治虫 ぼくのまんが道著者:手塚治虫発行:新日本出版この本で読んで思ったことは、「神クラスのマンガ家さんでも、自分の好きなマンガばっかり書いているわけじゃなかったんだな」です。意外なことに、手塚治虫さんは、「読者の反応が気になっていた」とのこと。しかも、「仕事のうちの7,8割の作品は、一般読者を対象としてむしろ妥協的な、商業ベースにのったものを描き、自分の意欲をぶちまけたいものは残りの2,3割に集中するようにしています。(略)ぼくも不本意な仕事ばかりせずにすむわけです」と書かれてあったんです。ようするに、不本意なマンガも仕事のために描いてたんですね。手塚治虫さんクラスになると、自分の好きなマンガを描いているだけで全て大ヒット!!みたいな勝手なイメージを持っていたので驚きました。あと、この本で知ったのが、手塚治虫さんが「医学生」「関西育ちだった」ことです。知らなかった……。話が変わりますが、後半の103ページに、手塚治虫さんの育児論がほんのちょこっと乗っていて、ざっくり説明すると「非行などの原因は3~5歳くらいの幼児期に、子どもがほんとうに欲している者を親が禁じたり、ほしくもないものを押し付けたりすると、子どもには絶望的な感情や無気力が育つと思う。逆に子どものいいなりになんでも与えてしまうのも、自立心をそこなうと思う」と書かれていたんです。「子どもの好きなことはむしろどんどんやらせるようにした」とのこと。これ読んでて思ったんですが、うちの子、もう7歳だから手遅れだなー( ;∀;)フフッでも、今からでも好きなことはどんどんやらせようと思いました。面白かったです。ありがとうございました!にほんブログ村読書日記ランキング