夢をかなえるための確実な方法
やりたいことを仕事にしてきて、夢をかなえるための確実な方法についてふと気づいたことがあります。それは、ちょっとずつ夢へと近づいていく方法。例えば、小説家になりたい人がいたとして。そういう人たちが、まず最初にすることって賞に応募することですよね? だけど賞に入れる人はごくわずか。それに、なかなかこうモチベーションがあがらなくて、賞に応募するはずの作品を完成できない人も多いでしょう(私がこのタイプでした……。飽き性……。)もちろん、いったん大きな賞をとれば、その先の道がすごく楽になります。いろんな良い機会がかってにやってきます。だけど、絶対にその夢をかなえたいならば、その夢に少しずつ近づいていく方法が一番だと思います。私は、とにかく「文字を書く仕事」、「お話をつくる仕事」がしたくて、ライターになりました。夢に少しでも近づけば、もっともっと先にいきたいという欲求が生まれてきます。その力をバネに、そのときに必要となったことを勉強していき、着実に前に進めばそこに夢があるのだと思います。しかも、そのライターの仕事が、小説・シナリオの仕事にもすごく役立っています。例えば、アニメの仕事を手がけると、関係者にしか見ることができない資料を見せてもらえるんですね。それがすごく面白いしためになる。今、すごく面白い資料に目を通していて、シナリオを書き出す前にこれを読めたらなあなんて思っていたり……。取材も、いろんなネタを収集するのにうってつけ。両方愛すべき仕事です。そう考えると、夢っていうものは、似た夢とそれぞれつながっているんですよね。どれでもいいから、まずはその「似た夢」に近づくことからすればいいんだろうなあ、と思います。